「あ、ああっ、シンジ、シンジいいっ、だめっ、ああっ!」

「あっ、あっ、そこそこそこおおっ、ああん、イっちゃうううう!」

 

普段は静かな鈴原家のリビングルームに、アスカの艶声が響く。

 


 

HOLY BEAST 800,000HIT記念 “遅くなってごめんなさい”投稿

 

番外編『鈴原家の場合』

                                bySAY

(*本作品のヒカリママは、CROW様のHP「CROW X FACTOR」のCGギャラリーに所蔵されている、「大学生版ヒカリ」をセミロングにしたというイメージで書いています)


 

 

 

もちろん本物のアスカやシンジがここで抱き合っているわけではない。

つい先日、ミライやアサマ達が通っている第壱中学で行われた、「教室でイメージプレイ」のビデオが流れているのである。

深夜の中学校に侵入して、制服や体操服などを身につけて、その気になってプレイするというものであるが、アスカはこれがかなり気に入ったらしく、今でも一ヶ月にに一度はシンジを誘っている。

そのアスカに、

「ものすごおおくイイわよお、ヒカリもやってみなさいよ」

と言って渡されたビデオであるが、そのあまりにも生々しい映像に、トウジの股間はとっくにハイボルテージになっている。

普段ならば、

「スズハラ、ナニ見てんのよ!いいかげんにしなさい!」

「ヒ、ヒカリ、誤解や、ワシが買ったんやない、センセに借りたんや!」

「五階も六階もないわあああっ!アサマに見つかったりしたらどうするのよ!」

「わ、わかった、もう見ーひんから、耳引っ張らんといてーな」

・・・といった会話が繰り返されるハズなのであるが、当のヒカリまでが口に手を当てて、顔を真っ赤にしてアスカとシンジのカラミに見入っている。

(アスカも碇君も凄い・・・まるで新婚当時みたい・・・。ア、アスカってば、あんなに足を開いて、しかも縛られて・・・は、恥ずかしくないのかしら・・・)

(でっ、でもでもでも、アスカ、ホントに嬉しそう・・・あ、あたしもスズハラとスル時は、あんな顔してるのかな?やんっ、恥ずかしいっっ!)

思わず両手で顔を覆ってしまうヒカリ。

このへんの、思いこみの強さは、中学の時から全く変わっていない。

もっとも、顔を覆ってはいても、指の隙間からしっかりとTVのモニターを見ているのが、あの頃と違うところである。

そうしている間にも、画面の中のシンジの腰が激しく前後し、アスカに快楽の波動をたたきこんでいる。

それに合わせるかのように、アスカのたわわな胸が大きく波打ち、喘ぎ声のビートが早くなっていく。

知らず知らずのうちに、トウジもヒカリも、自分の股間に手を当てていた。

「あっあっあっあっ、いいっ、いいっ、シンジい、イくっ、イくっ、イっちゃうよおおおおおっっ!」

「アスカ、アスカ、アスカあああっ!」

シンジが最後のスパートをかける。

「シンジシンジシンジ、あっあっあっあっ、ああああーーーっっっ!!!」

第壱中の制服を着たアスカの身体が、机の上でブリッジを作り、何度も痙攣したかと思うと、ガクンと崩れ落ちた。

シンジの方も、アスカが達したのを確認すると、下半身のテンションをゆるめた。

ぐったりとしているアスカの首筋を強く吸いあげると同時に、熱い蜜で溢れているアスカの中にこれまた灼けるような白濁液を注ぎ込む・・・

ここで、「アスカとシンジの愛の記録 vol.1」は終わっていた。

 

呆けたようにTVモニターに見入っていたトウジが、ようやく我に返って、ヒカリの方を振り向いた。

「も、物凄い激しい・・・な・・・ヒ・・・」

トウジの言葉が途中で止まる。

「ど、どうしたの、スズハ・・・ラ・・・」

その瞬間、ヒカリも、まだ股間に手を当てている自分に気付いた。

慌てて手を離したが、顔が真っ赤になっている。

「ス、スズハラ・・・あ、あの、これは・・・」

恥ずかしいポーズをまともに見られて、なんとか弁解しようとするヒカリ。

ここで、意外にも、トウジが助け船を出した。

「ヒ、ヒカリ、実は、ワイもこーゆーコトしたいと思っとったんや。アサマもセンセとこに泊まりに行っとるし、ロープの替わりにタオルでも使って・・・いっぺん、やってみーひんか?」

この台詞が、結果的にヒカリをフォローすることになった。

自分の恥ずかしいポーズをフォローしてくれたのに対する礼と、そして自分にも興味があったということから、ヒカリがこの申し出を断るはずがなかった。

「そ、そうね、は、恥ずかしいけど、スズハラがしたいって言うなら・・・いいよ、付き合ってあげる」

本当は、「付き合って下さい」なのだが・・・

それはともかく、3分後には、ロープ替わりのタオルを探すトウジと、アサマの部屋に忍び込んでなにやら捜し物をしているヒカリの姿があった。

 

先に風呂から上がったトウジは、上半身裸にパジャマのズボンを履いて、ベッドの上に座っていた。

しっかりと腕を組んで目を閉じているところは、見る人によっては格好いいと思うかもしれないが、時々ゴクリと音を立てる喉元と、これから行うことを想像して固くなっている股間が、そのイメージを台無しにしていた。

そのやる気は、ベッド上に既に用意された、拘束用のたくさんのタオルを見れば容易に想像がつくであろう。

しかし、パートナーであるヒカリがなかなか風呂から出てこない。

トウジが風呂から上がる時には、既に洗髪も終わり、身体も綺麗にしていたので、すでに風呂場から出てきているはずなのであるが・・・

「おーい、ヒカリー、何やっとんねん?」

いいかげん待ちくたびれたトウジが呼びかけた直後、ようやくヒカリが現れた。

と言っても、寝室のドアから顔だけを覗かせており、首から下はドアに隠れてまだ見えていない。

「何しとんねん、はようこいや」

パンパンとベッドを叩きながら、言うトウジ。

しかしヒカリは何故かモジモジした様子で、なかなか全身を見せない。

「あ、あの・・・スズハラ・・・」

ヒカリが小さな声で言った。

「ん、どないした、やっぱりイヤになったんか?」

「ち、違うのよ、そうじゃなくって」

立ち上がろうとしたトウジを慌てて引き留めようとするヒカリ。

「あの・・・スズハラ、驚かないって約束してくれるかな?」

ヒカリが上目使いでトウジに質問した。

たいがいの男というものは、こういう仕草に弱い。

何度もこんな仕草を見ているとはいえ、最愛の妻にこんなことをされて、NOと言える夫はそうはいない。

トウジも例外ではなかった。

何か企んどるな、とは思ったものの、反抗する理由もないので、

「だいじょぶや、あんなビデオを見た後やからな、たいがいのことには驚かへんわ」

と言うと、ようやく決心が付いたのか、ヒカリはドアに隠れていた身体を覗かせた。

ヒカリの着ていたモノを見た瞬間、トウジは、

「へ?」

という顔を見せたが、それが何か分かると、そのままベッドの上に仰向けに倒れ込み、続けて足を上げ、後ろ向きに一回転してベッドの反対側に転げ落ちた。

「すっ、スズハラ、どっ、どうしたの?気分でも悪いの?」

慌ててヒカリが近寄ってくる。

その時のヒカリの格好はというと、濃紺のワンピースの水着であったが、大胆な格好というものではなく、水平に近い股間の形状をしており、胸には「鈴原」と刺繍された白い布が縫いつけてあった。

そう、いわゆるスクール水着というやつである。

ヒカリに声をかけられてようやく身体を起こしたトウジは、開口一番、

「な、なにを着とるんや?」

と叫んだ。

結婚15年になる妻がスクール水着を着ているのだ。

驚いて当然である。

「だ、だって、さっきのビデオ、アスカが学生服を着ていたでしょ?こんな格好したほうが、スズハラが喜ぶんじゃないかと思ったんだけど・・・逆効果だったみたいね・・・ごめんなさい」

そう言って、トウジに背中を向けて、水着を脱ごうとした。

「ま、まあまあまあ、待てやヒカリ、せっかく着てんから、そのままやろうや」

いそいでヒカリを引き留めるトウジ。

「で、でも、スズハラ、後ろ回りしちゃうくらい、気にいらないんでしょ?」

「ち、違うて、あれは、あまりにも意外すぎて驚いただけや。だれも嫌なんて言うてへんがな」

そう言って、背後からヒカリを抱きしめる。

「・・・いいの、スズハラ?」

「かまへん。・・・ところで、この水着、えらいキツイみたいやけど・・・まさか、お前が中学の時使ってたヤツか?」

トウジが当然の質問をする。

「そうじゃないわよ。これは去年、アサマが着てた水着よ。もう小さくなっちゃったから、今年は新しいのを買ってるわ」

胸に着いている名札を押さえながら、ヒカリが説明した。

「そういうことかいな。せやけど、ワイのナニをヒカリに入れる時はどないするんや?隙間から入れるんは、ちょっとキツイで」

ハイレグと言うにはほど遠い股間のVを撫でながら、トウジが第2の質問をする。

「あん・・・そ、そうね・・・そうだ、ハサミで切っちゃってもいいよ、どうせ捨てる予定だし」

なんか危ないプレイになりそうなことを、あっさりと言うヒカリ。

「んー、そうやな、それが一番手っ取り早いかもしれんな」

言うやいなや、タオルと共に、布きりハサミを枕元に準備するトウジであった。

 

「ヒカリ、そろそろ・・・やろか?」

トウジがちょっと照れたように言う。

ヒカリもかすかに頬を赤くし、ええ、そうね、と言いながら、ベッドに近づく。

おずおずといった表現がぴったりの動きでベッドの上に仰向けになるヒカリ。

しかし、こんな明るい部屋でトウジに抱かれるのは初めてのヒカリは、水着を着ているというのに、両手を胸の上に置いており、初々しいことこの上ない。

もちろん足はしっかりと閉じたままである。

トウジは、胸の上で交差させているヒカリの両腕をとって、万歳の形に開き、タオルを用いてベッドの支柱に結びつけ始めた。

両手が終わると、今度は両足を開いて、腕と同じように拘束する。

水着姿のヒカリを、細長いX字型に拘束すると、タオルを結びつけているヒカリの手首をさすりながら、トウジはヒカリに尋ねた。

「ヒカリ、どうや、痛くないか?」

「ん・・・大丈夫みたい。スズハラ、相変わらず優しいわね」

「な、なにを言うとんねん、あ、跡が残ったらヤバイと思うただけや」

あせった声で弁解するトウジ。

それを見てにっこりと微笑むと、ゆっくりと眼を閉じながら、

「さ、スズハラ、いつでもいいわ・・・来て・・・」

と言った。

「よっしゃ、それじゃ、このまま抱かせてもらうで」

そう言いながら、ゆっくりとヒカリの上に覆い被さっていくトウジ。

無防備に拡げられているヒカリの両脇から両手をまわして、しっかりとヒカリを抱きしめながら、口づけをかわすトウジとヒカリ。

「んん・・・」

「んっ、んっ・・・」

相手の口の中に舌を差し込んで、互いのそれを絡み合わせる。

くちゅ、くちゅ・・・という淫らな音が室内に響く。

何千回、いや下手すれば何万回となく味わってきた伴侶の舌であるが、これがなければ夫婦の営みが始まらないところを見ると、今でも神聖な儀式であることに変わりはない。

存分に相手の口内を堪能した後、ゆっくりと唇を離していく。

数センチ離れて、ようやく間の架け橋が途切れた。

トウジは唇をヒカリの首筋に這わせながら、水着の上から、豊かなバストを握りしめた。

「あ・・・」

いきなり胸をつかまれて、可愛い声をあげる。

アスカほど豊満ではないが、少なくともレイよりは豊かなバストである。

そのまま押し上げるように、両胸を愛撫する。

「んんっ、ああ、ああ・・・」

徐々に快楽へのエンジンがかかり始める。

しかし、水着の上から愛撫しているおかげで、ヒカリの肌が直に感じられないのに不満を抱いたトウジは、早速はさみを手にした。

まず、ヒカリの乳首を覆っている部分をつまみ上げ、その部分を切り取る。

濃紺の水着の一部が丸く切り抜かれて、ピンク色の乳首が顔を出した。

もう片方の胸にも同じ処理を施す。

トウジははさみを置くと、剥き出しになった両の乳首をつまんだ。

「ああっ!」

ヒカリが上半身をピクリと震わせた。

その震えは、トウジが乳首を唇で挟んで甘噛みしたり、軽く歯を立てたり、舌でくすぐってやることによって、更に大きくなっていく。

「だめっ、ああん、あ、ああ・・・」

首をなよなよと揺すりながら、断続して声を出すヒカリ。

乳首が完全に屹立し、これ以上ないくらいに固くなっていく。

やがてそれにも一段落がついたのか、再度はさみを持ち直すトウジ。

今度はへそのあたりを持ち上げて、そこの布地を切り取る。

その穴を始点として、上下方向に切れ目を入れていく。

 

シャキシャキシャキ・・・・・・

 

という音と共に水着が切り裂かれ、ヒカリの柔肌が露わにされていく。

結局、胸の谷間から、秘裂とアヌスの間の会陰部まで切れ目を入れられた。

水着の中央から覗く白い肌は、普段見ている以上に色っぽく、そして淫靡に感じられた。

とりわけ、紺の水着から姿を見せている漆黒の繊毛が印象的である。

その切れ目から手を差し込んで、両胸を直に揉みあげるトウジ。

「いや、あん、あっ、いい・・・スズハラ・・・もっと・・・」

やはり水着の上からよりも感じるのか、さっきよりも短い感覚で悶え声をあげるヒカリ。

トウジは片手でそのまま胸を揉みながら、もう片方の手を徐々に下ろしていき、すでに湿り気を帯びている秘唇にあてがった。

最初は指一本だけを使って、秘裂の入り口を上下方向にすっ、すっ、と撫でさすり始める。

「ああっ!あん、ああん・・・」

両手を拘束されているせいか、普段よりも激しく上半身を揺さぶって悶えるヒカリ。

秘裂から愛液が溢れだし、ほころびが開き始めたのを確認すると、トウジはその中に指を差し込んでいく。

外と違って、中はもう十分といっていいくらいに熱く、そして多くの愛液を湛えており、それはそのまま、ヒカリの感受性の強さを物語っていた。

トウジは奥の方まで指を挿入すると、内壁をじわじわと蹂躙し始める。

「あんっ、ああ、いい、そこ、もっと・・・」

顔を仰け反らせ、胸を突きだすようにして悶えるヒカリ。

新たに分泌された愛液が、もはやヒカリの中にとどまることが出来ずに、トクトクと外に溢れだしていく。

いつの間にか、秘裂から漏れた愛液は周囲のスクール水着をビショビショに濡らし、今まさにシーツの上に流れ落ちようとしていた。

トウジはもう一本指を挿入し、内壁とクリトリスを同時に責め始めた。

「ううっ!ああ、だめっ・・・感じるう・・・」

ヒカリの声が1オクターブ高くなった。

トウジはそのまま、クリトリスの包皮を剥いて、中身を直接愛撫する。

もちろん空いた手や唇で、同時に胸や首筋を責めることも忘れてはいない。

抵抗できない状態のままクリトリスを始めとする各部を責められて、我を忘れたような嬌声を上げるヒカリ。

それを見たトウジは、少し前から確かめたかったことを実行すべく、ヒカリの秘部に、もう一本の指を差し込んだ。

「ああっ!」

これまで数え切れないほどトウジの指やムスコをくわえ込んでいるにも関わらず、またもや甘い声をあげるヒカリ。

トウジの指は今度はクリトリスではなく、肉襞の奥の空洞にある、小豆粒くらいの肉の突起に向かう。

そしてそれをすっと撫でた途端、

「ヒイッ!」

とヒカリは引きつったような声をあげた。

「ス、スズハラ、お願い、それだけはやめてっ!」

泣きそうな声でトウジに哀願するヒカリ。

さっきまでの、男を誘うような艶っぽい雰囲気は微塵もなく、裸を見られるのを恥ずかしがる処女のような、初々しい声である。

「な、なんでやヒカリ、気持ちいいんやろ?ちょっとくらい大声出したかて大丈夫やねんから、ええやないか」

「だめだめっ!そこだけはだめえっ!」

首を振って、頑なにそれへの愛撫を拒否するヒカリ。

それはごく最近、偶然発見した性感帯で、一般にはGスポットといわれているモノであったが、満足に愛撫されたことは無かった。

ヒカリが絶頂寸前になって、前後不覚になっている時に何度も愛撫してやろうとしたのだが、その都度、伝家の宝刀”耳引っ張り”やスーパーコンボである”両耳引っ張り”を喰らって撃沈されてきたのだ。

しかし今日のヒカリは、両手を拘束されており、必殺技が出せない状態である。

トウジは、多少強引であろうとも、それを責めてやろうとしていた。

いつもならすぐに指を抜き出すのだが、今回はそうせずに、再度愛撫を開始した。

途端に、ヒカリの絶叫が室内に響く。

「やめてっ!なんでも言うこと聞くから、そこだけは・・・お願い・・・」

最後は涙声になっていた。

あまりの拒否の強さに、トウジは一旦指を引き抜いて、ヒカリの耳元に唇を近付けた。

「ヒカリ、ほんまにどないしたんや?ワイとお前の仲やないか。今更どんな声出したかて、驚かへんて」

優しくヒカリに囁きかけるトウジ。

「ス、スズハラ・・・」

涙に濡れた瞳でトウジの方を見る。

雫を吸い取るようにヒカリの瞼に当てた唇をゆっくりと這わせ、唇同士を重ね合わせる。

「んん・・・」

トウジの舌が、吸い込まれるようにヒカリの口の中に入っていく。

しばらくのキスの後、ヒカリが落ち着いたのを確認すると、あらためてトウジはヒカリに質問した。

「な、ヒカリ、なんでそんなに嫌がるんや?ワイはお前の全てを知りたいんや」

「で、でも・・・」

ヒカリは目を伏せたまま、ためらいがちに口を開いた。

「でも、なんや?」

スクール水着からポツンと覗いている乳首をいじくりながら聞くトウジ。

「あん!だ、だって・・・こ、怖いのよ・・・」

「怖いてか?なんでや、アソコをいじくったら物の怪が湧き出てくるっちゅうわけやないやろ?」

今時物の怪といった古い言葉を使うトウジ。

「そんなんじゃないわよ!き、気持ちよすぎて・・・どうにかなっちゃいそうで怖いの・・・」

上気した顔を横に伏せて、絞り出すように言うヒカリ。

その可憐な様子に、再び唇を重ねていくトウジ。

前よりも更に長いキスを終えると、トウジはヒカリの耳元で再度説得を始めた。

「なあヒカリ、なんべんも言うてるけど、ワイはお前のことが好きや。お前がどないに乱れたかて、ワイは絶対にお前を嫌いになったりせえへん。せやから・・・お前の全てを見してくれへんか?なあ、ええやろ?」

まるで、初体験の時のような真剣な表情。

中学以来、ずっと虜にされてきたその瞳でじっと見つめられて、さすがのヒカリも思わずよろけそうになった。

互いに見つめ合い、30秒ほど経過した後―――

「・・・本当に・・・私のこと・・・嫌いにならない?」

ヒカリはトウジの眼をしっかりと見据えたまま、言った。

「おう、男に二言はないわ」

トウジも、眼を逸らさずにはっきりと答える。

「・・・私、凄い声出すかもしれないわよ?」

「だいじょぶや、このアパートは完全防音やさかい、隣には漏れへんから」

ちょっとズれた返答をするトウジであるが、その意気は伝わったようだ。

「それに、私・・・も、もしかしたら・・・オ、オシッコ・・・もらしちゃったり・・・するかもしれないわよ?」

言ってる最中から、真っ赤になっているヒカリ。

一瞬の間があったが、トウジはすぐに、

「だ、だいじょぶや、このシーツは完全防水やさかい、多くても安心ちゅうやつや」

「そんなわけ、ないでしょ!」

すかさず突っ込むヒカリ。

いつの間にか、その顔には微笑が浮かんでいる。

どうやら、トウジの説得が効いたらしい。

「ほな・・・ええな、ヒカリ?」

「うん・・・その代わり、優しくしてね」

そう言って眼を閉じ、かすかにあごを突きだす。

トウジは三度唇を合わせると、再びヒカリの秘裂内に指を挿入し始めた。

「・・・んんっ・・・」

唇を離して、甘い声を出すヒカリ。

説得している間に潤みの少なくなった秘裂を、ゆっくりとかき回し始める。

「ああっ、そこ・・・」

ヒカリは眉間に皺を寄せて、逆V字型に拡げられた白い太股をピクリと痙攣させた。

感じるところは全て熟知しているといわんばかりのトウジの指使いで、内襞を撫でさすられるうちに、先ほどのような熱い粘液がおびただしく溢れだし、会陰部を再び濡らしだした。

「ああ、スズハラ、いい・・・もっと・・・」

あっという間にびしょ濡れになったヒカリの感度にとまどいつつも、用心のため、クリトリスにも別の指をのばす。

そして、上壁部ではっきりとその存在感を主張する女の突起を軽くさすった後、優しく包皮を剥きあげた。

「あっ!!」

ヒカリは上気した顔を仰け反らせながら、引きつったような声を出し始める。

さらに、トウジがもう一方の手を背中からまわして豊満な乳房をまさぐり、反対側の乳首を口に含んで吸い上げてやると、あひっ、ひっ、と断続的な悲鳴をあげながら、さらに強くトウジの指を締め付ける。

(そろそろええやろ)

ヒカリの乱れ具合からそう思ったトウジは、クリトリスを愛撫している指はそのままで、内襞をかき回していた指をさらに奥深くに差し込んでいく。

トウジの指がGスポットに触れると、ヒカリは熱いものを当てられたように、ビクリと腰を跳ね上げ、

「スズハラっ、ああっ!」

と引きつったような声で叫んだ。

その部分を、まるでカタツムリが這うような速度でゆっくりとほぐしていくトウジ。

それだけで、ヒカリは、クリトリスを愛撫されたとき以上の嬌声を上げている。

やがて徐々にさすりあげるスピードを速くし、普通の強さでそれを揉み始めると、

「ああっ、だ、だめっ!い、イきそうっ、やめてえ、ホントに、だめえっ!」

と震える声で叫び始めた。

「ヒカリ、かまへん、思いっきりイってもええで」

ヒカリの耳元でそう言うと、トウジはやや強めに指先を動かした。

「あ、あ、あ、あ、あ、ああっ、死ぬっ、死んじゃううっ、あ、あはっ、はっ、はあっ!」

Gスポットを責められるだけでもこれまでにない快楽を与えられるのに、それに加えてクリトリスや両の乳首といった女の急所を同時に責められてはひとたまりもない。

ヒカリは傷ついた野獣のような声で悦楽の叫びをあげ、折れそうなくらい首を仰け反らせた。

乳首を吸ったり舐めたりを繰り返しているトウジからは見えなかったが、ヒカリの瞳からは歓喜の涙が溢れ、愛らしい唇からは涎の雫が流れていた。

そして拘束しているタオルを引きちぎらんばかりに両手をガクガクと震わせているせいで、手首が赤くなっているのが眼に入ると、よっしゃ、これで仕上げや、と言わんばかりに、さらに激しい勢いで指と舌を動かした。

「ああああっ、いっくうううっ、いくっ、いくっ、イっちゃううううううっっ!!!!」

ヒカリは声を涸らさんばかりに絶叫すると、ドクドクと流れ込んでくる異様な快感に、

「ひぎいいいいいっ!!!」

とこの世のものとは思えない悲鳴をあげ、頭頂部とヒップでブリッジを作って背中を浮き上がらせた。

そして次の瞬間、ヒカリの股間から、愛液とも尿とも異なる液体が、上に向かってピュッ、ピュッ、と噴出した。

長い夫婦生活の中でも一度も見たことがない現象に驚いて、トウジは思わず指を引き抜いた。

(も、もしかして、これが噂に聞く潮吹きっちゅうやつか?)

そんなことを考えながら、引き抜いた指を戻して、責めを再開してやると、ヒカリの秘裂はまたもや液体を噴きだし、シーツを水浸しにしていく。

貞淑のお手本と思っていた自分の妻の、これ以上考えられない痴態に呆然とするトウジ。

ヒカリは、

「見ないで、お願い、見ちゃいやあっ!」

と叫びながら、リンゴのように赤くなった顔を狂ったように左右に揺さぶった。

 

長いようで一瞬だった射精が終わると、まるで電源が切れたかのようにガクリとブリッジを落とすヒカリ。

タオルをちぎりそうになっていた両手も、今は掌を剥き出しにして、死んだように投げ出されていた。

上気した顔はかすかに横を向き、開けられた口は呼吸困難に陥っているかのように空気を求める動きをし、唇の端からはかすかに涎が垂れている。

そして股間は、さっきの射精に加えて、通常の愛液もトクトクと溢れだしており、シーツの上に水たまりを作り始めていた。

「ヒカリ、ヒカリ、だいじょぶか?」

正常位の体勢で顔を近付けて、ヒカリの無事を確認しようとするトウジ。

しばらく荒い息をしていたヒカリであるが、トウジの呼びかけを理解すると、うっすらと眼を開けて、

「・・・スズハラ・・・ごめんね・・・」

とか細い声で言った。

「な、なにを謝ることがあるんや、お前がどんなになっても、ワイはお前一筋て言うたやないか」

「違う・・・違うの・・・わ、私だけ・・・い、いっちゃって・・・ごめんなさい・・・」

心底悪かったという眼をするヒカリ。

「なにを言うとんねん、十分、ワイも、たた、堪能させてもろうたわ」

少し赤くなっているトウジ。

しかし、ヒカリはゆっくりと首を振った。

「なんや、ヒカリ、もういっぺん、してほしいんか?」

そう思ったトウジは、指を股間にのばそうとする。

「ま、待って、スズハラ、そうじゃなくって」

急いでヒカリが言った。

「どうしてほしいんや、ヒカリ?何でもしたるから言うてみ」

それを聞いたヒカリは、

「私だけじゃなくて・・・スズハラも良くなって欲しいの・・・お願い・・・普通に・・・して・・・」

と言った。

「な、なにを言うとんねん、あれだけ激しくイったばっかりやないか!無理はせんと、もう今日は終わろ、な?」

言いながら、ヒカリの四肢を拘束しているタオルを解き始めるトウジ。

「いやっ!」

突然ヒカリが大声を出した。

びっくりするトウジ。

「私だけなんて、そんなのダメっ!ス、スズハラにも気持ちよくなって欲しいの・・・お願い・・・スズハラを・・・入れて・・・」

そう言って、挑発するように腰を突きだす。

それを見せられたトウジは、遂に決心が付いたらしく、

「よっしゃ、わかった。ほんまにええねんな?」

とヒカリに問いかける。

ヒカリは満足そうに頷くと、眼を閉じて、トウジの侵入を待つかのように全身の力を抜いた。

トウジはムスコの状態を確認し、ちょっとだけ萎えているのを見ると、ゆっくりとヒカリの両胸を揉みあげ始めた。

「あん、スズハラあ・・・早くう・・・」

ヒカリがあげた何気ない喘ぎ声は、魔法の呪文のようにトウジに作用し、瞬時にムスコを一人前にする。

さらに、人差し指で乳首をコリコリといじることによって得られる、もっと強力な魔法によって、ムスコの硬度を上げると、先端部をヒカリの股間にあてがった。

「ヒカリ、いくで」

「スズハラ・・・」

お互いを呼び合うと、トウジは狙いをすませて、ぐいとばかりにヒカリの内部にムスコを挿入した。

「ああっ、あ、熱い・・・」

指とは比べものにならない熱いモノを入れられて、ヒカリは声を出さずにいられなかった。

完全にヒカリの中に収まったところで、トウジがヒカリに質問した。

「ヒカリ、今日はええんか?」

ヒカリは、思いついたように眼を開けると、ちょっと日付を計算してから、

「今日はダメ・・・外に・・・して・・・」

と忠告した。

「よっしゃ、腹の上にするわ、ええやろ?」

トウジが言うと、ヒカリは、いいよ、というように頷いた。

ヒカリの許可を得ると、ようやくトウジはヒカリの中のムスコを動かし始めた。

「あっ、あっ、いいっ・・・」

トウジがひと突きするたびに、得も言われぬ快楽の電流が腰を通って脳天に注ぎ込まれる。

続けて、乳首を含んでチュッ、チュッと音を出して吸い上げながら、もう片方の乳首を指でこねくりまわしてやる。

「ああっ、そんなっ、ああん、き、気持ち・・・いい・・・」

トウジに合わせて腰を振りながら、いきなり高い声をあげるヒカリ。

その声に刺激されて、トウジも往復運動を速くしていく。

「あうっ、あっ、はあっ!そ、そんな、は、速いの・・・あっ、だめえっ!」

そう言いながらも、トウジに負けないくらいの勢いで腰を動かせていく。

やがて、喘ぎ声の感覚が徐々に短くなり、膣内の締め付けがきつくなるにつれて、間もなくヒカリが絶頂を迎えるということを感じ取ったトウジ。

「よっしゃヒカリ、ワイも一緒にイったるからな」

トウジはヒカリの耳元でそうささやくと、腰の動きを最大限までスピードアップした。

「うおうっ!ひいいっ、ひっ、ひっ、ひぎいいいいん!!」

ヒカリの声が、さっきよりも切羽詰まったような声に変化した。

そのまま腰を動かしながら、両手でヒカリの顔をつかんで、唇を重ねる。

「ん、んん・・・」

すぐさまヒカリも舌を突きだしてそれに応える。

お互いの唾液を交換しあい、唇を離すと、今度は名前を呼び始めた。

「ヒカリ、ヒカリ!好きや、ヒカリいっ!」

「スズハラあっ、わた、私も、誰よりも、ああっ、す、好きいっ、ああああああっ!!」

そうして、数十秒間のストロークの後、ヒカリは遂に頂点に達したことを告げる大声を出した。

「ああっ、スズハラ、スズハラ、スズハラあああっ、いくっ、わたし、いくう、イっちゃうよおおおおおおっっ!!」

ヒカリは、絶対に離さないというような勢いでスズハラ自身を締め上げながら、全身をガクンガクンと痙攣させ、先ほどに負けないくらいの激しい絶頂を迎えた。

トウジも、ヒカリが達したのを確認すると、速攻でムスコをヒカリの中から引き抜いた。

そして真っ白なヒカリの腹の上に的を定めると、これまでの忍耐を一気に解き放った。

「ううっ・・・」

ヒカリの腹の上に、トウジの愛情が飛び散った。

 

 

久しくなかった激しい絶頂を迎えることができた2人は、死んだようにぐったりとなり、幸せな表情をしたまま、眠りについてしまった。

そしてその眠りは、翌朝、忘れ物を取りに家に帰ってきたアサマに発見されるまで、中断されることはなかった。

 

もちろん、この時のヒカリの水着姿などは、アサマを通じて碇家にも伝わることになる。

後日、アスカから、「プレイメイト募集中!」と書かれた手紙と共に、中学の制服一式がヒカリ宛に送られてきたというのは、内緒である。

 

Fin.

 

***

 

まず初めに一言。

「ヒカリちゃんのファンの方々、かなりHなヒカリちゃんを書いてしまい、どうもすみません」

 

こんにちは、SAYです。

「HOLY BEAST」 800,000HIT記念の本作、いかがだったでしょうか?

感想などいただければ、ありがたいです。

 

それではo(^^o o^^)o o(^^o


SAYさんのメールアドレスはここ
tad@pd.highway.ne.jp



中昭のコメント(感想として・・・)
 

  SAYさんより頂きました。

  おおおヒカリとトウジですか。

 んだばキャラ感
ミセスA   「ぴかーーーーーーーー」
美少女M   「言っとくけど貸さないわよ」
ミセスA   「どぼじてほんごほんこほん・・・どうしてよ」
美少女M   「あたしがまだ着るからよ」
ミセスA   「大丈夫よ切ったりしないから」
美少女M   「穴開けたって一緒だからね」
ミセスA   「ぎくっつ」
美少女M   「パパが入れるくらいの大きさじゃ丸見えじゃないの」
永遠の少年S 「僕が水着に?」
美少女M   「パパが」
永遠の少年S 「僕の?」
美少女M   「そっ」
永遠の少年S 「何の事?」
美少女M   「・・・娘にそんなこと言わせたいわけ?」
永遠の少年S 「ミライが何を言いたいのか、僕には全然わからないよ」
少年S    「レイママ、父さんって本当に判ってないのかな」
永遠の少年S 「ぴくん。ちち違うよ。可愛い娘の口からピーなんて言葉を聞けたら嬉しいかななんて事
        考えてるはずがないじゃないか」
ジャージ命  「べたべたやな」
ミセスR   「プレイメイト」
ジャージ命  「わ、わしはあれ一回きりや」
ミセスA   「えーなんでよ。ヒカリは制服、アンタはジャージ。
        中学に還ったみたいで興奮モノ間違いなしよ」
ジャージ命  「と、とにかくや。娘に不潔やぅおおおおおおとか叫ばれる父親だけにはなりとうないんや」
永遠の少年S 「わかるよトウジ、僕も同じ・・・・・・・・・なんでみんなそんな目で僕を見るのサ」

美少女M   「叫んだ事なかったっけ?」
天然少女   「ワタシはないのぉ」
元祖天然少女 「アサマちゃんもお義父さまにはないもん」

永遠の少年S 「でしょ」
ジャージ命  「なんでや、あんだけやっといてなんでセンセだけキレイナままおられるんや。
        わしなんてアサマに・・・アサマに・・・・・・・・・・・・どちくしょぉおおおおおおおお」
ミセスA   「あんたあのバカに不潔って言ったの?」
美少女M   「判るわ、アサマ。親のアレを見せられるなんて子供にとってはトラウマもんよね」
ミセスA   「わざわざ覗きにきといて言う?そんなこと」
ジャージ命  「わしは直接見せとりゃせんでどこぞの誰かとはちやう」
元祖天然少女 「不潔」
ジャージ命  「あさまぁぁぁぁああ(男闘呼泣き)」
元祖天然少女 「だってあの水着。お洗濯してないんだよぉ」
ミセスR   「・・・コテコテ」
ジャージ命  「・・・さよか。今度から洗ってからするように言うとくわ。
        はぁこれで安心してぷれいめいとんやらになれるワ」
娘’s    「不潔」



  みなさん、是非SAYさんに感想を書いて下さい。




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