マナは自分の部屋に入って鍵をかけると、そのままベッドに倒れ込んだ。

そして枕を固く抱きしめ、話しかけるように言った。

「しちゃったんだ・・・シンジと・・・」

 

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愚伝・鋼鉄のガールフレンド 外伝

第1.5話 <いんたあみっしょん>

                                bySAY

 

 

本作は壊作様がお書きになった「愚伝・鋼鉄のガールフレンド〜鋼鉄の性奴〜」の外伝です。

そちらを先にお読み下さい。

 

 

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さっきまで自分一人の胸にしまっておいたことを、例え無生物相手とはいえ口にしたことがマナに精神的な余裕を与えた。

しばらく抱きしめていた枕を置いて立ち上がり、電灯とエアコンのスイッチを入れる。

部屋が明るくなりエアコンの起動音が聞こえると、ようやくマナは普段の生活のペースを取り戻した。

チェックのスカート、ノンスリーブの白いブラウスを脱ぎまとめてハンガーに掛ける。

下着姿のままお気に入りのパジャマと換えの下着を持ってバスルームに向かう。

脱衣所に入って下着を置くと、ホックを外しブラを脱いでカゴに入れる。

パンティを脱ぐために両手をかけてふと下を見ると、まだまだ発展途上の胸が眼に入った。

決して大きいとは言えないが、同世代の中ではそこそこのボリュームと言っても良い。

その頂点に佇む蕾は赤ん坊がそのまま大きくなったかのように綺麗な薄桃色をしており、それはそのままマナの異性経験を示していた。

(・・・そういえば・・・シンジ、胸を触ってない・・・)

パンティから両手を離して胸を持ち上げたり寄せたりする。

「そんなに魅力無いのかなあ・・・こんなに柔らかいのに・・・」

タプタプ、というよりクニュクニュという表現がふさわしい自分の胸を軽く撫で回してみる。

(んー、やっぱりもうちょっと欲しいかな・・・でもこれからよね。オトコを知るとおっきくなるって言うし)

そこまで言って、自分の台詞に顔を赤らめるマナ。

「やだ・・・これじゃ私の方から求めてるみたいじゃない・・・」

誤魔化すかのように急いでパンティを下ろす。

そのままタオルをつかむと次の瞬間にはバスルームに入っていた。

シャワーの水温を調整し、壁に立てかけると流量をいきなり全開にする。

大量の湯がマナの茶色がかかったセミロングの髪を濡らしていく。

手櫛で髪をといて、瞳を閉じたまま流水に顔を向ける。

夕立のような激しい湯がマナの顔に叩きつけられる。

マナはその刺激を快いものに感じながら、今日の出来事を反芻していた。

 

**********

 

シンジとの初体験

それは決してマナが望んだ、またはそうでありたいと願っていた状況ではなかった。

いや、考え得る最低の条件だったと言ってもよいであろう。

豪華なホテルの一室でもなければ、シンプルで落ち着いているシンジの部屋でもない。

真っ白にクリーニングされたシーツが掛けられたベッドでもない。

最初に口にしたのはシンジの唇ではなく、青筋を立てていきり立ったモノ。

そして、下半身への愛撫はシンジの手によるものではなかった。

要するに脅迫という名の凌辱であった。

ただ、初めての相手がシンジであったというのが唯一の救いであった。

 

 

「ねえ・・・・吐いたりしないでよ・・・・」

シンジの放出を口で受けたときのシンジの瞳。

 

 

初めて男性を受け入れた自分の中で激しく出し入れされるシンジのモノ。

 

 

明日のデートの約束。

 

 

特に初めて受け入れたシンジの感触は、まだ生々しく残っていた。

最初は痛くてたまらなかったが、相手がシンジであるというせいだろうか、最後の方には痒みのようなものを感じるまでになった。

 

**********

 

そこまで考えたところでふと眼を開けたマナは自分の体勢に気付いた。

先ほどまで髪をといていた両手はいつの間にか股間にまわり、あまつさえそこにはシャワーとは異なる粘度の液体が感じられたのだ。

(うそ・・・)

余りにも淫らな自分の姿勢に思わず声を出してしまう。

急いで手を離すが、股間と指を繋ぐ透明な橋を見て再び頬を真っ赤に染めてしまった。

しばらくその状態で硬直していたが、やがておずおずという感じでその場に跪いた。

シャワーの流量が最大になっているのを確認すると、そっと股間に手を当てた。

中指と人差し指だけを残して他の指を折り曲げ、まだ閉じられている股間のデルタ地帯に当ててすっとなぞりあげる。

「・・・ん・・・」

肩と頬をくっつけるポーズをして声を漏らすマナ。

もう片方の手はわずかに固くなり始めた胸の上に置かれた。

掌で胸全体をまさぐりながら、股間にも指を這わせる。

「・・・あ・・・あ・・・ん・・・」

既にマナの頭の中はシンジのことしか思い浮かべていなかった。

しかもそれは、ついさっきまでシンジに凌辱されていたあの殺風景な取調室ではない。

マナはいつかのTV番組で見た、海を望む超一流ホテルの最上階の部屋を思い描いていた。

 

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窓の向こうには果てしなく拡がる海。

だが今は満天の星空と、時たま通る船の灯り、そして定期的にこちらを照らそうとする灯台しか見えない。

少し横を見るとビーチになっているのだが、そこも殆ど灯りがなく、昼間の賑やかさが嘘のように静まり返っている。

そのホテルの部屋の中の一室。

4人くらいは平気で寝られそうな大きなダブルベッドに仰向けに横たわるマナ。

その上にはシンジが覆い被さっている。

2人とも一糸も身につけていない。

マナの胸に両手をあてがって、慣れない手つきで愛撫を加えるシンジ。

 

***

 

「・・・あん・・・シンジい・・・」

いつの間にか股間から手を離し、両手で自分の胸をさすっているマナ。

(シンジの手って・・・思ったより固かったな・・・やっぱり男の子なんだね・・・)

これまでの想像と異なり、はるかに男らしかったシンジの手の感触を思い出して、胸を揉む手に力を込めた。

「あっ・・・あん・・・そんなに強く・・・だめ・・・」

シンジに揉まれるのを思い浮かべてやんわりと拒絶の声をあげるマナ。

同時に少しずつ上半身を仰け反らせていく。

やがて完全に屹立した乳首の片方を軽く摘んだ瞬間、

「あんっ!」

と叫んで完全に仰向けになった。

乳首を摘んでいた指を離し、人差し指の腹でトントンとノックしながらクリクリとこね回す。

「はあ・・・ん・・・シン・・・ジい・・・いいよお・・・」

シャワーの音を大きくしているのをいいことに、はしたない声を出す。

続けて、ノックしていた人差し指に親指を添え、軽く握ってみる。

「あ・・・ん・・・」

反射的に腰を跳ね上げるマナ。

そのまま交互に乳首を軽く握り続ける。

両方同時に握ることは、とてもじゃないが出来なかった。

 

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しかし、マナの想像の中のシンジはそうではなかった。

さすり続けていたマナの両胸を掌に包んで、両の乳首を同時に摘んだ。

そのまま、キュッ、キュッと音が出そうなほど強く愛撫する。

 

***

 

想像の中のシンジ通りに両の乳首を摘むマナ。

「あっ・・・・・・・・・」

片方を摘んだときとは比べものにならない、強烈な電流が背筋を流れる。

続けて揉みあげるが、その度にマナは大口を開けて鋭い嬌声を漏らした。

 

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シンジは一旦マナの胸から手を離し、谷間の部分や鳩尾を優しく撫で回す。

「あ・・・・・・ああ・・・・・・あ・・・・・・」

くすぐったいような、気持ちいいような・・・どっちともつかない感覚がマナにとぎれとぎれの声をあげさせる。

そして脇腹に手を添えると、固くなっているマナの乳首を口に含んだ。

 

***

 

シンジの手の動き通りに自らの谷間やお腹を撫でるマナ。

想像とはいえシンジに抱かれているマナは、自分の手が動くたびに小刻みに身体を震わせていた。

やがてシンジの両手が脇腹に添えられ、ツンと尖った乳首を口に含む・・・口に含む・・・ふく・・・・・・

(だめ・・・できない・・・)

必死で自分の胸を持ち上げて、唇を近付けようとするマナ。

突然、想像の中の自分の胸が小さくなり、同時に何故かセカンドチルドレンの姿が浮かんだ。

(・・・も、問題はサイズじゃないわ・・・肝心なのは感度よ!)

変に対抗意識を燃やすマナ。

ようやく自分の胸をくわえることを諦めると、片手に石鹸を持ってそれを胸に擦り付け始めた。

徐々にぬめり始める乳房。

そのまま、石鹸を握った手で再度鳩尾から下腹部、脇腹を撫で上げる。

一通り上半身を泡まみれにすると、今度は石鹸の丸くなっているコーナー部を股間に押しつけた。

 

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少しづつ下がっていくシンジの手は、ついにマナの秘裂に辿り着いた。

おそるおそる、という感じで、一本の指を筋に沿って這わせるシンジ。

「ああっ、ああっ・・・シンジ・・・そこ・・・いいっ・・・」

股間の部分がセンサーになっているかのように、シンジの指が動くたびに叫び声をあげるマナ。

やがてシンジの指先に、汗とは異なる液体がこびりつき始めたのを確認すると、シンジは思い切ってマナの中に中指の第一関節までを挿入した。

 

***

 

「ああーーっ!」

それまで縦筋に沿って石鹸をなぞらせていたマナであるが、それをほんの少し体内に割り込ませた瞬間、大声を出した。

「シンジい・・・きもちいいよお・・・・・・」

1センチほど石鹸をめり込ませたまま、筋に沿って上下に動かすマナ。

そのまま、本当にほんの少しずつ石鹸を深く飲み込ませていく。

「ああん、シンジ・・・そんな・・・いきなり・・・」

何が“そんな”なのか分からぬが、断続的に声を出し続けるマナ。

本人は全く気付いていないが、知らぬ間にマナの身体は仰向けからうつぶせになっており、頬をタイルの床に着けたまま膝を立てて四つん這いの姿勢をとっていた。

 

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浅く含ませた指でマナの中を堪能していたシンジ。

一通りマナの感触を味わうと、両手の親指の先を割り込ませてマナを左右に押し開いた。

 

***

 

「だめっ、シンジ!見ないでえっ!」

自分の指で左右に拡げながら泣きそうな声を出すマナ。

既にマナはうつ伏せのままお尻を高く上げて後背位の姿勢になっていた。

そしてシンジの舌を想定してそうっと石鹸を含ませていく。

最初に比べてかなり細くなっていた石鹸は、マナ本人が驚くくらいスムーズにマナに侵入した。

(え、ええっ・・・ぜ、全部入っちゃった・・・?)

挿入を妨げる障害物が無くなっていることよりも、1つの物体が自分の中に消えたことに驚嘆するマナ。

しかしやはりいきなり動かすことにはためらいがあるらしく、しばらく挿入したままじっとしているマナ。

 

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しばしマナの内部を睨んでいたシンジであったが、やがて意を決したらしく、そろそろと唇を近付けていき、ピタリと入り口を塞いだ。

「あああん・・・」

瞬時に男性自身をレディー状態にするような悩ましい声を張り上げるマナ。

だがそれはシンジの舌の侵入と同時にケモノのものに変わった。

「あーーーっ、いいーーっ!」

 

***

 

想像と言うより妄想の域に入った気配のマナ。

しかしその大声のせいで身体が動き、つられて石鹸も前後に動かされることになった。

「あうっ!」

さすがに破瓜をしたばかりとあって快感一色というわけにはいかなかった。

だがゆっくり、ゆっくりと何度も出し入れを繰り返しているうちに痛みも薄くなり、動きも早くなっていく。

「あ・・・あ・・・あん・・・んん・・・・・・」

その石鹸はいつの間にかシンジの舌ではなく、シンジ自身の役割を果たしていた。

 

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「あっ、あっ、あっ、そんな・・・ああんっ」

シンジに串刺しにされ、そのまま何度も何度も突き上げられるマナ。

あまりの気持ちよさに、怖くなって思わず逃げようと上体を動かすが、シンジの両腕にガッチリと抱きしめられているためにそれが出来ない。

マナはシンジの欲望に翻弄されるがままであった。

 

***

 

「あ、あ、あ、あ、ああ・・・」

更に頬をタイルに強くこすりつけ、白いヒップを高く突き上げながら艶声をあげるマナ。

内部を往復している石鹸も前後のピストン運動に加え、円運動も混ざり始めた。

今やマナの股間はシャワーの流水と泡と分泌液でドロドロになっている。

それが潤滑油の役割を果たしたのだろう、石鹸の動きが一層激しさを増した。

胸を揉みしだいている手にこもる力も強くなっている。

染み一つない雪のように白い乳房をグニュグニュと揉みながら、ピンとそそり立った乳首を人差し指でコリコリと引っ掻く。

昨日までとは比べものにならない荒々しい慰め方に膝がガクガクと震え、何度も崩れ落ちそうになる。

 

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妄想のシンジもラストスパートに入っていた。

眼の前にあるマナの額に大量のキスの雨を降らせ、一方の手でひっくり返したお椀のような乳房をギュッと握り締める。

下半身の方は、マナの繊細な身体を掘り返さんばかりの勢いで出し入れされている。

「ふぐっ!あ、あ、あ、あ、あ、あ、もう、わたし、ああっ!」

少し前まではシンジから逃れようと必死でシーツを掴んでいたのが、今ではシンジの背中に両手を回し、血が出るほど爪を食い込ませている。

言うまでもなく、両足はまるで食虫植物のようにシンジのそれに絡みついている。

シンジの唇がマナの額から瞼、鼻頭と移動し、熱い息を吐いている口をすっぽりと覆って舌を侵入させてくる。

「ん、んんんんっ!」

待ちわびたようにマナの舌が延びてきて触手のように絡みつく。

唾液が互いの口の中を往復し、ふたりの官能の火に更なる油を注ぐ。

「んんーーーーーーん!」

マナは咽の奥から呻くような声を出すとシンジから唇を離した。

「シンジシンジシンジ!もうだめ、だめえっ!」

数え切れないほど繰り返し突き上げられたマナの膣内は最早限界に来ていた。

溢れかえる快楽の波はとっくにオーバーフローを起こしており、これ以上注がれると理性まで押し流されてしまいそうだった。

シンジの方も同様で、抑えに抑えていた欲望を放出するためにエンジンを最高速で回転させる。

「シンジいいっ!あうううっ!!」

最後の絶叫を轟かせるマナ。

 

***

 

「シンジい!あたし、もうだめえ!イっちゃうよお!」

ついに立てていた膝を落とし、タイルの上に横向けに寝そべってピストン運動を行うようになったマナ。

赤くなるのも構わず、頬と顎をタイルに擦りつける。

「あ、はあっ、シンジ、シンジっ、ああああーーーーーー!!!!」

股間から発生したピンク色の波動がマナの全身を覆う。

大きく顔を仰け反らせ、シャワーでもかき消すことが難しいほどの叫び声が発せられると同時に、ついにマナは自らの手で頂上に昇りつめた。

 

 

 

「はあ・・・は・・・はあ・・・」

寝そべったまま、余韻にふけっているマナ。

全身の痙攣が治まってしばらくしてから気怠げに瞼を開く。

自分の身体を叩いているシャワーの流水を感じながら、股間をいじくっていた手を眼の前に持ってくる。

最初は殆ど新品の大きさであった石鹸が、半分くらいのサイズになっている。

少し首を動かして股間を見ると、秘裂を隠すほどの泡にまみれていた。

「・・・身体・・・洗わなきゃ・・・」

まだ朦朧としたままゆっくりと体を起こし自分の粘液でベトベトになっている石鹸で全身を洗い始めた。

「明日・・・シンジとデートなんだ・・・」

 

 

 

30分以上かけて全身を清めてからバスルームを出るマナ。

シンジに電話して明日の予定を確認して、ベッドにへたりこむ。

「温泉旅館か・・・シンジ・・・明日はちゃんとしてくれるよね・・・」

最後までシンジを想って眠りにつくマナであった・・・・・・

 

 

 

<愚伝・鋼鉄のガールフレンド〜鋼鉄の牝奴隷〜>に続く

 


中昭のコメント(感想として・・・)
 

  SAYさんより頂きました。

  妄想マナちゃん。いいすっすぅ。

いきなしキャラコメ


シンジ 「僕に電話する前にこんな事してたんだ?」
マナ  「あの違うのあの・・・・・・シンジのいぢわる」
シンジ 「どうして?僕は何もしてないよ」
マナ  「いぢわる」
シンジ 「どっちが良かった?」
マナ  「え?」
シンジ 「マナの妄想した僕と現実の僕。どっちの方がマナを気持ち良くしたのかな」
マナ  「・・・・・・・・・・・・・・・・・いぢわる」


アスカ 「・・・・・・・・・殴って良いわよね?」
レイ  「・・・・私が先」



  みなさん、是非SAYさんに感想を書いて下さい。




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