『エヴァと愉快な・・・』

win98版選考後悔編?

                                byCorwin
FINAL 「大会当日」

 

 大会当日。

 会場は異様な静寂に閉ざされていた。
 緊迫?
 いや、そんな張り詰めたものではない。
 倦怠?
 近い。
 だが倦み疲れるには開始してからの経過時間が無さ過ぎる。

 『・・・・・・』

 卓は全部で8つ。
 二人打ちで16人がこの決勝ラウンドに歩を進めたわけだ。
 
 『ツモ・・・四暗刻』
 
 役満を和了したにしては歓喜の声も無い、怨嗟の声も上がらない。
 なぜなら。

 『・・・天和』

 和了がられた方が次に即座に役満を和了がりかえすからだ。

 「・・・気づいておくべきだったね」
 「あのちらしってほぼ全市に貼られていたんだから、みんなが見るのは当然だもんね・・・」
 「学校だけでも事態はあんまり変わらなかったような・・・」
 「でもやっぱり僕らのこの、あ、それロン・・・緑一色・・・異様なツモに勝てる人間て居なかったんだね」
 「ならここに来る人間は決まってる・・・そしたらこうなるのだって決まりきっていたね」
 「アスカは?」
 「・・・「特訓」でダウン」
 「レイやマナや山岸さんや洞木さんも?」
 「「「「うん」」」」
 「やっぱり起きれなかったのか」
 「ミサトさんとかリツコさんは?」
 「「勝つに決まってるから問題無いわよん」だって」
 「リツコさんは「敗北の可能性はエヴァの起動確率より低い」ってさ」
 「・・・・・・無様だね(ため息)」

 会場には卓を囲むシンジたち(16人)
 みなげっそりした顔つきだ。

 「・・・何時までつづけるの?」
 「決着がつくまででしょ?」
 「・・・つくの?」
 「僕に聞かないでよ」

 当然の事ながら敗者が監視している為談合などは出来そうに無い。

 「・・・やだ・・・もう終わりたい」
 「じゃあ負ければ?」
 「それはいいけど・・・誰が優勝するの?」
 「誰が勝っても角が立ちそう(汗)」
 
 「そこ!会話しない!」
 
 眼鏡の少年が何やら憤りつつ注意する。
 何か含むものがあるのだろうか(笑)
 その目付きは他の監視者たちと実に似通ったものだった。

 会場中のシンジたちの心ははからずも一つになっていた。

 『(早く帰りたい・・・(泣)』*16



 ああ、今日も第三新東京市は平和だ・・・平和なんだろう、きっと。

END

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中昭のコメント(感想として・・・)
 

  Corwinさんにゅうこんの投稿です。
  『シンジ1600%』?



 んではキャラ感(でぃーえぬえーばーじょん)
永遠の少年S 「大会当日?」
美少女M   「元々は大会の為の特訓でしょ」
ミセスA   「・・・・・・・ああ」
美少女M   「本気で忘れてたわね」
永遠の少年S 「それでなんの大会なんだい?」
美少女M   「・・・・・・パパ、今までの話どこ読んでたの?」
永遠の少年S 「・・・いや。どこって・・・アスカが可愛くて・・・その」
ミセスA   「可愛い?アタシ可愛い?ホント?うん」
ミセスR   「・・・・・・・・・・・・・・」
ミセスA   「そうだ。この話と同じことをしてあげるわ。1話目から書いてある通りの事を二人でするの」
永遠の少年S 「・・・うん」
ミセスA   「じゃれっつごぉ」

美少女M   「いいの?」
ミセスR   「明日は私の番」

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