の流れるところ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 一弥が幼稚園に入れられてから二年目。
 その年の冬も終り、再び訪れた春と共に、私は一人になった。
 
 

 四月。桜の花弁が舞う、始まりの季節の、ある春の日、元々体の強くなかった一弥が倒れた。
 
 
 
 

 この子、私の弟の一弥は、何の理由があってか喋ることが出来なかった。
 いや、理由はきっとあった。両親も私も、それに目を瞑っていただけで、その理由は判っていた。
 そしてその理由の為に、一弥は小児病院へ通わされていた。
 けれど一弥の回復は一向に望めなかった。
 常々、医者に「何が起こるか判らない」とは言われ続けていたのだが、それは突然に起った。

 夕食の最中、咳と共に食べていた物をもどしたかと思い私が側に近付いた時に、一弥は倒れたのだ。
 直ぐに父が救急車を呼んで、母と私も救急車に一緒に乗って、着いた場所は一弥をいつも連れて行っていた見慣れた病院だった。
 そのまま一弥は入院することになった。

「病気が治る見込みは、ありません。よくても夏まで持つかどうか」

 白い服を着た一弥の担当医である医師が、そんなことを言っているのを両親の隣りに座っていた私は耳にした。
 一弥の患った病気、それは難しい名前で、思ったよりも酷く長期療養ということになった。
 そして空気の奇麗な、お婆さまの家から近い田舎の病院に移ることになった。

 それはきっと、延命の措置だったのだろう。

 一弥が私から離れてから、初めての夏休み。
 長い休みに入った私は、田舎のお婆さまの家で、一夏を過ごした。
 それは、不思議と穏やかな日々。
 そしてそれは、長い長い、私の最後の夏休みだった。
 
 
 
 

―― お婆さまと一緒に病院に行って、毎日一弥に会って

―― 一緒に御昼ご飯を食べて

―― 御昼寝をして

―― 一弥は喋れなかったけど

―― 本当に幸せな毎日だった
 
 
 
 

 一弥と一緒にいた暑い夏の日々のそんなある日、私は一人の男の子を見た。
 それは、ここに来てから一週間くらい経った頃。
 不思議な子だった。
 いつも哀しい顔をしていて、周りには絶えず冷たい空気が満ちていた。

 一弥の検査の時や、お見舞いが早く終えて病室から出た時には、必ずと言って良い程その子の姿を見た。
 何時も同じ場所、閉じられた扉の前に、じっと座っていた。

 ただそれだけだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「ほら、一弥。鶴さんだよ」
 「…」
「じゃあ、せっかくだから鶴さんの折り方を教えて上げるね」
 「…」

 その日は、病院の売店で折り紙を買ってから一弥の病室を尋ねた。
 私の作った少しだけ曲がった鶴が三羽。
 一弥が一生懸命に作った、くしゃくしゃで不恰好な鶴が二羽。
 それが一つの糸に括られて一緒になって、千羽鶴とまでは行かなくとも、どんな望みでも叶えてくれそうな気がした。
 
 

 私は夏休みも中頃を終えた辺りでいったん家に帰る事になった。
 それは退屈で何もない日々だった。
 私は早く一弥に会いたい一心で、戻って数日で一弥の元に戻った。
 
 

 戻って来てからも男の子は、何時もの所に座っていた。
 私が帰って来た時でも、男の子の姿はあった。
 多分、夏休みの前からここにいたんだと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 いつの頃からか、お婆さまは何時も泣いていた。
 一弥を哀れむ涙だったのだろうか。
 それがどんな理由だったのか、私には理解出来なかった。
 何時しか病院に行くのは私一人だけになってしまった。

 その日からは私と一弥は二人きりになった。
 
 
 
 

 一弥と一緒にご飯を食べている時だった。
 急に、咳き込んで、とても苦しそうだった。
 一瞬、一弥が倒れた時のことを思い出す。
 慌てて呼び出しのブザーを押して直ぐに看護婦がやって来ると、一弥がベッドごと運び出されて私の前からいなくなった。
 
 
 
 

 次ぎの日、私が病室に入った時には一弥はいなかった。
 看護婦に尋ねると、一弥は別の部屋に移ったことが判った。
 私が尋ねた室内、ビニールのシートの中にあるベッドの中で、一弥はいた。
 一弥の細い腕に繋がれた沢山のチューブ。
 一つのチューブが外れてしまっただけで、揺らいでしまう一弥の命。
 そんなモノに繋がれなければ生きて行かれない、一弥の命。
 余りに哀れだった。

「一弥、イタイ?」
 「…」

 残酷な私の問いの答えに、一弥は首を振る。
 無理をしているのが手に取るように判っても、私には何も出来なかった。
 そして、一弥はこんな酷い姉である私に向かって笑い掛けてくれた。
 私には頷くことしか出来なかった。
 無力だった。

 一弥が個室に移されてからそれ以来、一弥に会えなくなってくる日が多くなってきた。
 そんな日は廊下に座り込み、面会時間の終わりが来るまで、一弥に会えること期待しながら、家に帰るまでの時間を待って過ごしていた。
 それでも、一弥の調子は悪くなる一方だった。
 
 
 
 

 その日も私は待っていた。
 独りで、一弥を待ち続けた。
 黒いビニールの長椅子にずっと座って。
 そんな時、ふと隣を見ると男の子がいた。
 あの男の子だ。
 彼も、私と同じように何かを待ち続けていたのか、私と同じように、じっと黒皮の長椅子にじっと座っていた。
 でも二人とも、何も話すことはなかった。
 私も彼も無理に話し掛けず、何も言わない。
 途中、何回か、目があったけれど、別に何も話すことは何もなかった。
 ただ、二人で、それぞれの病室の前の黒光りのする長椅子に座っていた。
 それだけで充分だった。
 私は帰る時に、私は彼に少しだけ話し掛けた。

「じゃあ、先に帰るね」
「…」
「…」
「うん。バイバイ」

 私はこの時に、男の子の声を初めて聞いた。
 
 
 
 

 その日も、私は待った。
 一弥が良くなるのを、神様に一生懸命お祈りして。
 ひたすらに一弥を待ち続けた。
 でも、一弥には会えなかった。
 隣ではいつもの男の子がいた。
 男の子も、病室の前の長椅子にずっと座っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 その日、何時も通りに一弥を私は待っていた。
 でも、少しだけ違った。
 男の子がいなかった。
 そして、男の子の前の、いつも病室には誰もいなかった。
 退院したのだろうか?
 それも私には関係はないのだが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 その日は一弥には会えなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 三日振りだった。
 やっと一弥と会えた。
 細かった体を更に細くして、小さな子供には仰々しいベッドの中で、一弥は微かな寝息を立てて眠っていた。
 そんな寝顔でも、やはり、一弥の顔色は良くなかった。
 それでも、こうやって、会えるのが限界だった。
 私は、一弥に話し掛けることが出来ずにいた。
 それでも、一弥が私に気が付くまで黙っていた。
 一時間程経った頃だろうか、一弥がうっすらと目を開ける。
 私はそんな一弥にそっと声をかける。

「…あ、一弥。起きた?」
 「…」

『ホントウニダイジョウブ?』

 私にはその台詞が言えなかった。
 あんまりに、悲しすぎて。
 私は必至で涙を堪えた。

 「…?」
「ううん、なんでもないよ。一弥が元気そうでビックリしただけ」
 「…」

 一弥が私に頷いてくれた。

 でも、私は自分が嘘を吐いているのが判った。
 けれど、言うしかなかった。
 残酷な真実を見詰める勇気を、私は持ち合わせていなかった。

『ホントに?』

 それでも、自問自答する。
 その真実が何処にあるのか。
 その真実の答えが何処に届くのか。
 答えは出ない。

 白く、広い病室には、私と一弥の二人だけ。
 そこには、享受するしかないだけの、どうしようもない悲しみに溢れていた。

「……お姉さんが嘘ついたことあった?」
 「……」
「お姉さんには、本当に元気に見えたのよ」

 一弥が頷いてくれた。
 こんな酷い姉に。
 だけど、私にはそんな一弥の頭を撫でて上げることしか出来なかった。

 一弥が、もうここから出て来れないのは知っている。
 私は、嘘を吐いた。
 私は、それが悲しくて、とっても悲しくて、悔しかった。
 多分、一弥も判っていたのだと思う。
 だから、私、こんな私にも笑ってくれるのだ。

「また明日来るね」
 「…」
 
 
 
 

 一弥のいる病室から出ると、男の子はやはりいなかった。
 あの子の名前は何と言うのだろうか。
 でも、私には関係無い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 一弥の調子が良くなるはずもなく、その日、私の長かった夏休みも終った。
 それでも私は自分の家には帰らなかった。
 いや、帰れなかった。
 迎えに来た父が「まだ帰らなくても良い」と、そう言った理由が、私にも痛い程判った。
 その日、私は父に頼んだ。
 初めての我が侭だった。
 一弥を、一弥を誉めて上げても良いかと、もう、二度と一弥に厳しくしなくても良いかと。
 父は何も言わずに頷いてくれた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「じゃあね、一弥」
 「…」

『またね』

 簡単な言葉。
 それを言うもの辛かった。
 それが叶うかどうかが、恐かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 「…」
「無理しないでいいよ。ゆっくり休んで。ねっ」
 「…」
「早く元気にならなくっちゃね」

 悲しい夢。
 それは、同時に優しい時間、都合の良い私の幻想。
 一弥と一緒に買い物に行って『お菓子は一つだけ』と注意して、それで一弥は何を買ってもらおうか一生懸命に悩んで、私はそれを見てくすくすと笑う。
 普通の家の兄弟では、それが出来て当たり前なのに、私にはそれが、叶えられない。
 悲しかった。
 泣きたかった。
 でも、一弥の前では泣いくことは出来ない。
 私が泣いてしまうと、きっと一弥まで悲しくなってしまうだろうから。
 優しくて、哀しい一弥の涙を見ることは私には耐えられなかった。
 だから、泣けなかった。

 どうしても無力な自分が、本当に惨めだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「一弥、今日はお母さまも一緒に来てくれたよ」
 「…」
「…わたしね、鶴をいっぱい持ってきたのよ。お婆さまとお母さまに手伝って貰って、沢山作ったんだよ」

 様々な色の折り紙で出来た沢山の鶴。
 母はそれを見て、泣いた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「ねぇ、一弥」
 「…」
「あのね、約束しよっか」
 「…?」
「遊園地。一弥の病気が治ったら行こう。お姉さんと一緒に。ねっ?」
 「…」
「指切りね、小指だして」

 そっと、小指を立てて震える手を私に差し出す。
 余りに弱々しいその動きが、二人の時間を哀しい色に染め上げて行く。
 だからこそ、私は全ての想いを込めて、そっと、そして離れることのない様に力強く、私の小指を、一弥の小指に絡める。

 「…」
「針千本の〜ます」

 この時、私は笑顔であれただろうか。
 私は、一弥に微笑み掛けて上げられたのだろうか。
 涙を堪えるのに必至だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 「…お…ゃん。ありがとう」
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 この時、私は初めて一弥の声、いや、言葉を聞いた。
 確かに言ったのだ、『お姉ちゃん。ありがとう』と。
 
 

 私は、その声を聞いた時に、涙が止まらなかった。
 
 

 初めて聞けた、弟の言葉が…。
 優しくて…。
 哀しくて…。
 でも、どうしようもなくて…。
 
 

 「…?」
「ううん、何でもない」
 「…」
 
 
 

 この時、初めて私達は兄弟だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 次ぎの日、私は一弥におもちゃを持っていった。
 私が一弥にして上げた、最初のプレゼントだった。
 でもそれは、そこらへんの店でも売っている、有り触れた100円の水鉄砲で、それ以外のなにものでもなかったけど、私にとっての初めてのプレゼントだった。
 それに水を入れて上げる事は出来なかったけど、一弥はそれを持って嬉しそうだった。
 持って来て良かったと思った。

「今度はお姉さんも持って来るから一緒に遊ぼうね」
 「…うん」

 私の言葉の直ぐ後に、一弥が咳をした。
 私はブザーを慌てて押すと、看護婦さんがやって来て、一弥に何かのお薬を飲ませる。
 
 

 私は病室から出された。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 今日は会えなかった。
 ずっと、座っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 今日も会えなかった。
 ポケットの中では、私の分の水鉄砲が、何かに対して待ち惚けをしていた。
 それが何かは私には判らない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 やっと入れた病室は、重苦しかった。
 一弥は、とてもしんどそうで余り話が出来なかった。

「また明日ね。一弥」

 私の声が聞こえなかったのだろうか、一弥は眠っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 その日の一弥はとても辛そうだった。
 痛そうだった。
 でも、私には何も出来なくて、ただ、手を繋いで上げる事しか出来なくて、それでも必至でいた。
 病室の側面に掛けてあった千羽鶴の色が、ずっと太陽の光に当たっていたのか、幾分色あせていて、それがまるで、一弥から色が無くなってしまうように見えて、寂しかった。

「今日は帰るね」
 「……うん」

 残り少ない一弥との時間。
 それは、まるで水のように掌から零れ落ちてゆく。
 それでも私は零れ落ちた水を、必至でかき集めることで、なんとか私達の時間を繋いでいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 ホンの少しだけ、一弥が元気になった。
 
 

「ねぇ、一弥。今から遊園地に行きたいね」
 「……うん」
「でも、ちょっと遠いから無理だね…。本当に、残念」
 「…うん」
「ここが都会の病院だったら、お姉さんは今直ぐに一弥を連れて行って上げるのにね」
 「…」
「でも、絶対に行こう。お姉さんと約束」
 「…うん。約束」
「お姉さんと一緒に行こう、遊園地に。だから絶対に元気になって、二人だけで行こう」
 「うん」

 ホンの少しだけ元気になった一弥の笑顔が眩しくて、私も嬉しかった。
 
 

 それは嘘なのかもしれない。
 けれど、私は言いたかった。
 一時だけでも夢を、見せて上げたかった。
 見てもらいたかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 でも、それは、叶うことはなかった。
 
 
 
 

 その日、病院から帰って直ぐだった。
 電話があった。
 お婆さまが受話器に口を当てて、泣いていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「…一弥が、死んだんですね」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 零れると思った涙は、なかった。
 
 
 
 

 目の前には一弥が眠っていた。
 お婆さまは、ハンカチで涙を拭きながら廊下に出ていった。
 それについて行くように医師も部屋から出て行って、薄暗い部屋は私と一弥だけになった。

 一見すると眠っているようにしか見えなかった。
 私が呼び掛けたら、今直ぐにでも起きてきそうな感じだった。
 起こそうと一弥の肩を揺さぶろうとして、一弥に触った時、一弥はまだ暖かかった。
 一弥を起こして、上げようと、私は何度も肩を揺らす。
 でも、段々と一弥は冷たくなってゆく。
 
 

 一弥はまだ死んでない

 まだ、死んじゃいけない

 約束があるから

 まだ約束を守ってないから

 だから…

 だから…
 
 

 私はそれを防ごうと、必死に一弥の腕や顔を擦って温めようとしているのだが、再び一弥に熱がこもる事も、温まることもなく、ゆっくりと、確実に冷たくなっていった。
 奇跡は起こらなかった。
 
 
 
 

 もう、一弥は、笑わない

 約束も、守って上げられない

 一弥の、顔が……

 笑顔が…

 二度と見れない…
 
 
 
 

 もう、一弥に、会えない
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 それなのに、私は泣けなかった。
 それが判っているのに私は泣けなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 御葬式の途中でも、私は泣かなかった。
 どこか遠くでそれを眺めているようで、しっかりとした何かが欠けていて、私は泣けなかった。
 
 

 御葬式が終って、一弥は火葬されてしまい、私の腕の中にすっぽりと納まってしまうくらい小さい壷の中に入ってしまった。
 でも、ただそれだけで、答えなんてどこにもなかった。
 
 
 
 

 私は明日帰る。
 もう、どこに帰るのかはわからなかった。
 ただ、どうでも良かった。
 それくらい、私は冷たくなってしまった。
 一弥のように、冷たくなってしまいたかったから。
 だから、何にも応えたくなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 アスファルトの匂い立つ朝の日

 宵闇に降り注いだ雨も上がったある晴れた朝

 私は見た
 
 
 
 

 そして何もかもを思い出す

 でも、会いたいとは思わない筈の何か

 一瞬の、一欠けらの筈の水滴が、大形にして全てを流して行く

 私の記憶も、私の涙も

 全部

 全部
 
 

 多分そこは、水の流れるところ
 
 

 全てを流す、水の流れるところ
 
 

 私を忘れてくれる、水の流れるところ
 
 
 
 

 そこで私は見たのだ

 私の希望を

 私の幻想を
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  (つづく)
 



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