外伝3

レイ、夢の彼方に

あるいは「綾波レイの心の手紙」




『綾波、これ、今日のプリント。先生が渡してくれって。
 ごめん。部屋にいないようだから勝手に入っちゃった。
 表で30分程待ったんだけど、帰ってきそうになかったから。
 部屋のものには一切手を触れていないよ。安心して。

                       碇シンジ

 あ、余計なお節介かもしれないけど、
 女の子なんだからもう少し部屋を片付けた方がいいと思うよ』





少女はそれを見つけた。
それはプリントの裏面に走り書きされたただの伝言であった。
どうでも良い様な内容しか書かれていないにもかかわらず、
その紙は大切にしまわれていた。









今にも取り壊されんばかりの古びた中層マンションの一室。
402号室に少女ははじめて入った。

ある意味では、はじめてではないのかも知れない。
その少女、綾波レイは確かにそこに住んでいたのだから。
だがその少女、3人目の綾波レイにとっては、
2人目の記憶はなんの意味もない、ということも確かであった。
病院で目覚めてから今日で5日目。
3人目の少女の記憶はそこから始められていた。





部屋の第一印象は、「光と陰」
薄暗い部屋にカーテンの隙間から差し込む光。
それは少女にとってどこか覚えのあるものだった。
ついこの間まで、似た感じの場所に彼女はいたのだから。

部屋に入って最初に見つけたもの。
白い包帯。血のついた包帯。
冷蔵庫の上の薬。水の入ったビーカー。

整理ダンスの上には2冊の本。
そして、ひびの入ったメガネ。
なぜかそのメガネから目を離すことはできなかった。
少女はメガネを握り締めた。
心を惑わす不思議なモノを力を込めて握り締めた。

だが、最後まで力をかけ続けることはできなかった。
ひびの入ったレンズを割ることすらできなかった。

そのとき、少女の目から、何かがこぼれた。

「これが、涙」
「はじめて見た筈なのに、はじめてじゃないような気がする」
「私、泣いてるの?何故、泣いてるの?」

少女の頭の中に、ぼやけたイメージが浮かびあがる。
男の人。だれかに似てる、どこかで見た顔。
その顔は、笑っていた。少女に微笑みかけていた。
だが、その映像にかかった靄は、決して晴れる事はなかった。
その男が誰なのか、彼女にはわからなかった。

「これが、私の絆。その証」
「そうなの。絆なの」
「彼が私に与えてくれた」
「そう。でも、彼って誰?」
「わからない。でも忘れてはいけない気がする」
「そう。でも、誰との絆なの?」





少女は戸惑いを心に残しながら、部屋の探索を続けた。

ミネラルウォーターしか入っていない冷蔵庫。
タンスの一番上の引き出しには下着が入っていた。
その他の引き出しはどれも使われてはいない。
クローゼットには制服が2着。ブラウスが5着。
他には何も掛けられていなかった。

タンスの上の本を開いた。
何ヶ所か、付箋が張られているページがあった。
ところ所に書き込みもある。
ポケットに手をいれ、手帳を取りだす。

「明日、午前0時発動→ヤシマ作戦」
「碇、綾波、両パイロット、17:30 ケージに集合」
「18:00 初号機、零号機、起動」
「18:05 発進」
「18:30 二子山仮設基地まで移動」
「以後は別命あるまで待機」
「日付変更と同時に作戦行動開始」
「新しいプラグスーツ」
   ・
   ・
   ・
   ・

同じ筆跡。

その筆跡は確かに彼女のものでもあった。
それを書いた記憶はなかったけれど。
書かれている事自体は理解できたが、彼女には意味がなかった。
手帳の内容も、本の中身も、書き込みも。
それは2人目の少女のものであったから。





そして、それを見つけた。
2冊目の本の下に、丁寧に折り畳まれて置いてあった。

「これは、何?」

「碇、シンジ。サードチルドレン」
「エヴァンゲリオン初号機のパイロット」
「碇司令の子供」
「男の子」
「クラスメート」

碇シンジ。その名前には覚えがあった。
手帳にも、本の書き込みにも、数多く書かれていた。
3人目の少女には、その理由はわからなかったが。

「何故、とってあるの? こんなもの」
「何か意味があったの? あなたにとって」

そして、気が付いた。
一ヶ所だけ、別のペンで書かれていることに。
明らかに、その書き込みだけ筆跡も異なっていた。

 『ありがとう 碇君』

その筆跡は、確かに彼女のものだった。

「ありがとう....」
「感謝の言葉。お礼の言葉」
「人の感情を表す一つの言葉」
「まだ誰にも言ったことの無い言葉」
「あなたはそれを言うことができたの?」
「感謝の気持ちを伝えられたの?」
「彼に。碇...君に...」

また、頭の中に浮かび上がるぼやけたイメージ。

「あなた、泣いているの?」
「あなた、笑っているの?」
「ダメ。よくわからない」

病院で先程見た少年の顔が浮かぶ。
どこか、見覚えのある、懐かしいイメージ。
どこか、安心できる、優しいイメージ。

  「綾波!」
  「よかったぁー。綾波が無事で」
  「あの、父さんは、来てないんだ」
  「ありがと。助けてくれて」

彼は少女を心配していた。心から。
彼は喜んでいた。少女が無事でいたことに。
彼は少女に確かに言った。「ありがとう」と。

今の少女にはそれ以上わからなかった。





2日後、あの少年とはじめて会った。
少年は不思議な笑いを浮かべながら、少女に語りかけてきた。

「君がファーストチルドレンだね」
「......」
「綾波レイ。君はボクと同じだね」
「あなた誰?」

立ち去り際に少年は、少女にむけて視線を放った。

ピキーン。

実際に音が聞こえたわけではない。
だが、少女の耳にはそう聞こえた。
まるで、鋭利な刃物が強固な壁にはじかれた音。

それは一瞬のことだった。
どんな検知器も、それを捉えることはできなかった。
少年が放った槍も、少女が展開した壁も。

彼女の脳裏に電光が走った。
無意識のうちに使った力は、少女の中に眠る心を呼び起こした。

「何、今のは?」
「あなた、何をしたの?」
「私、何をしたの?」
「変....」
「頭が痛い」
「心が痛い」
「私、どうしたの?」

何かに取り憑かれるようにして、部屋に帰った。
次から次へと頭の中に何かが湧き出てくる。
印象的な静止画像が、フラッシュバックを続ける。
それは記憶の断片。心のかけら。
深層意識に刻みこまれた2人目の少女の想い。

少女は早く一人になりたかった。
頭の中に目覚めた何かをゆっくり見つめたかった。
それは何か、暖かなモノだった。

いつのまにか、マンションにたどり着いていた。
どうやって帰ったのか、覚えていない。
無意識のうちに電車に乗って歩いていたのだろう。

その間、頭の中でくり返されるのは、


.....少年との会話.....


「目標って、これは、エヴァじゃないか」 (乗っているわ、彼)
「ゴメン。勝手に片付けたよ。ごみ以外は触っていない」 
(あ、ありがと)
「うん。でも、もう大丈夫だよ」
(そう、よかったわね)
「なんだよコレ。おかしいよ」
(碇君!)
「なんか、お母さんって感じがした」
(何を言うのよ)
(碇君の匂いがする)
「ただ、綾波の匂いがする」
(何か違うわ)
「うん。いつもと違う気がする」
「いくよ」
(ええ)
(人は闇を恐れ、火を使い、
 闇を削って生きてきたわ)
「だから人間って、特別な生き物なのかな。
だから使徒は攻てくるのかな」
「サヨナラなんて、悲しいこと言うなよ」
(....)
「絆って?父さんとの?」
(いえ、みんなとの)
「ねえ...、綾波は怖くないの?」
(どうして?)



そして、



「笑えばいいと思うよ」





ぼやけていた像が、はっきりと今は見えた。
泣きそうな、それでいて微笑んでいる少年。
初めての、笑顔。

そしてはじめて理解した。

2人目の自分が命をかけて守ったその決意を。

「あなたは死なないわ。私が護るもの」

最後にエントリープラグの中で感じた葛藤を。

「これはワタシの心。碇君と一緒になりたい」
「駄目!」
「駄目。ワタシがいなくなったらATフィールドが消えてしまう。だから、駄目!」

2人目の少女の残した強い想い。





「わたし、何故ここにいるの?」
「わたし、何故また生きてるの?」
「なんのために。誰のために」

誰かの力で、蘇らされたのだろうか。
何かのために、生かされているのだろうか。

「フィフスチルドレン、あの人、わたしと同じ感じがする」
「どうして」

あの力は、なんだったのだろう。
なんで、彼はあんな事を言ったのだろう。

いくら考えても、謎は解けそうにない。
夜は静かに更けていく。
月の明りが苦悩する少女を照らしていた。





ひびの入ったメガネを、再び手に取る。
今度は、メガネから鮮明なイメージが浮かびあがる。

メガネをかけた少年。
どこか、おどおどしている。

少年の前で、彼女はその裸身をさらして立っていた。
彼女の身体に覆い被さっている少年。
膨らみかけの彼女の乳房に重ねられた少年の手。

(そう。そうかもしれない)

関係者のコメントを読む


それらは断片的ではあったかもしれないが、
少女の心を決めるには、十分過ぎるイメージだった。

(あなたは彼を愛していたのね)
(彼もあなたを愛していたのね)
(二人は愛しあっていたのね、お互いに)
(だから彼をまもったのね)

(愛する力、人の力)
(愛すること、それは人に与えられた力)
(人にのみ与えられた、知恵の実が作った心)
(あなたは人として生き、人として死んだ)

(私は.....)

再び浮かぶ、少年の笑顔。

(そう、私は人形じゃない)
(彼のために、私は生きたい)
(彼のために、私も死にたい)
(碇君....)









明くる日、タブリスの少年はついに力を解放した。

「さあ行くよ。おいで、アダムの分身。そしてリリンの下僕」





「まさかゼーレが直接送り込んでくるとはな」
「老人は予定を一つ繰り上げるつもりだ。我々の手で」

「もしや、弐号機との融合を果たすつもりなのか?」
「あるいは破滅を導くためかだ」

「嘘だ!嘘だ!嘘だ!カヲル君が、彼が使徒だったなんて、そんなの嘘だ!」

「遅いな、シンジ君」

「裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったな!父さんと同じに、裏切ったんだ!」

「待っていたよ、シンジ君」
「カヲル君!」





ついに少年はたどり着いた。
ヘブンズドア−を抜けてターミナルドグマに。
最後の使徒タブリスを待つ、母なるリリスの許に。

少女もそこで待っていた。
5番目の少年を見届けるために。
 (アナタは何を為そうとしてるの?)
3番目の少年を護るために。
 (ダメ、私は彼を死なせない)

「なんだ?」





「状況は?」
「ATフィールドです」
「ターミナルドグマの結界周辺に先と同等のATフィールドが発生」
「結界の中へ侵入していきます」
「まさか、新たな使徒?」
「ダメです。確認できません。あっ!あ、いえ消失しました」
「消えた?使徒が?」





結界の中へ侵入を果たす。
銀色の髪の少年は、十字架に架せられたリリスの前に立っていた。
そして、前を、見上げた。

「違う!」
「これは...」

少女もそれを見た。
彼女はそれを知っていた。
はじめて見た筈なのに。

そしてはじめて理解した。
自分が何者なのかを。
何のために自分があるのかを。

「リリス!」

少年がまた接触してきた。
今度は前とは違った。
攻撃ではなく、会話を求めてきた。
少女はそれに応じた。

無言でかわされる、心の会話。
壁を自由に操れる完全な個体、彼らにのみ許される意志の伝達。

少年は知った。少女の想いを。
少女も知った。少年の心を。

少年は選択した。
人と呼ばれるリリンのために。
自らの、『死』を。
彼らに未来を与えるために。

「ありがとう。君に会えて、嬉しかったよ」

それは少年に向かって話された言葉。
同時に少女に聞かせるためでもあった。

少女も選択した。
時が満つるまで待つ事を。
彼が彼女を求める時を待つ事を。









老人達の計画は、一時延期となった。
あわよくば、ここで初号機とリリスの融合が果たされる筈だったが。
時計の針はまだ進められなかった。
レイの心が待つ事を決めたから。
ユイの心が少年を救ったから。

だが次の矢は、すでに放たれていた。
老人達は長いこと待つ必要はなかった。





侵攻が開始された。
少女はまだ、待っていた。

「レイ、やはりここにいたか」
「約束の時だ。さあ、行こう」



だが少女は、そのときそれを拒絶した。
彼女の「絆」はすでに失われていたから。
いや、「絆」は確かに残っていた。
ただその対象が変わってしまった。

彼女にとって、「ヒト」はもう重要ではないことだった。
同時にその男に対する思いも信頼も、今はもう消えていた。
唯一彼女を支配するのは、少年への強い想い。

2人目の少女が命と引き換えに護った少年。
頭の中に消えては浮かぶ少年の笑顔。



「私は、あなたの人形じゃない」
「くっ...。なぜだ?」
「私はあなたじゃないもの」

「レイ!」
「頼む!待ってくれ。レイ!」
「だめ。碇くんが呼んでる」

「レイ!」





人類補完計画。
その第二幕が始められた。





「ただいま」

オカエリナサイ





少女は帰った、魂の座へ。
命の源、リリスの元に。
始まりの巨人が、ついに本来の姿を取り戻す。
封印されていた魂を得て。
そして.....。





少女の望みはかなえられた。
少女は少年と一つになった。
少年が望めば、永遠の時を共に過ごせる。
少女の心が少年を包み込む。

(ヒトはヒトを傷つけあって生きている)
(真実は常に痛みを伴っている)
(現実は人にとってつらいもの)

(何故、我慢するの?)
(何故、逃げてはいけないの?)
(ここにずーっといればいいのに)
(ここにずーっといてもいいのよ)

(私とずーっと一緒にいましょう)
(それはとても気持ちのいいこと)
(碇君....)

(あなたが願えばそれはかなうの)
(あなたが望めば私がかなえる)
(何を願うの?)
(碇君....)





その間にも、人類の融合は始められていた。
今やリリスとなった少女の元に、人々に魂が集ってくる。

サードインパクト。
始まりと終わり。

人類、ホモ=サピエンスの文明の終焉。
リリン、唯一存在の世界の曙光。

溶け合う心が作り出す、新しい世界。
一つに戻ったリリンの世界。


老人達の願いはかなった。
彼らの計画は達成された。

その、筈であった。





だが少年は一人ではなかった。

少年はまだ気付いてはいなかったけれど。

人が造った神の雛形。エヴァンゲリオン。

そこにはもう一つの意識があった。



彼女は少年に語りはじめた。
少年の中の光を通じて。
少年が受けた愛の重さを。



少年は闇に打ち勝った。

そして彼は選択した。



あるいは少女が拒否すれば、
少年の願いはかなわなかったかも知れぬ。

だが、少女は受け入れた。
少年の選択を。



少女は感じていたから。
人の心を。
人の愛を。

少女は知っていたから。
人の希望を。
人の夢を。

少女の元に集まった、人々の様々な思い。
人が生きていくことの重さ。
人が愛しあうことの素晴らしさ。
すべての人間が持っているもの。
少女はすべてを受け止めていた。



そして....。

彼女の思いは少女にも届いた。
彼女の願いは少女を動かした。



人類の再生が始まった。





「心配ないわよ。
 全ての生命には復元しようをする力があるの。
 生きてこうとする心があるの。
 生きていこうとさえ思えば、どこだって天国になるわ。
 だって生きているんですもの。
 幸せになるチャンスはどこにでもあるわ」

「太陽と、月と、地球が、ある限り・・・。大丈夫」

彼女は少年に語り続けた。
少女が少年に与えた力は今は彼女のものでもあった。

「もういいのね?」

優しく母は問いかける。
少年はそれに、力強くうなずき返す。
そして、たずねる。

「でも、母さんは・・・母さんはどうするの?」

彼女は寂しげにうなずいた。
何も言わずに。

少年はそれを理解した。

神の身体がそこにある以上、誰かがそこに残らなくては。
そしてエヴァと共に、永遠の旅を続けなければ。

永劫の時を独りで生きる。
神の宿命。

「母さん。僕が」

「いいえ、あなたはダメ」

「でも、父さんは...」

「そうね、それだけは...。
 でも、あなたを残すわけにはいかないわ。
 大丈夫、まだそれぐらいの時間はあるわ。
 これでお別れね、シンジ」

「さよなら、母さん」





人々は既に実体化をはじめていた。
生きる意志の強さの順に。
人の思いの強さの順に。

神の座から降って、彼らも実体化した。
その想う相手のすぐ側に。

少女は黙って彼らを見ていた。





別れの時はやってきた。
少年が再び普通の少年に戻る時が。
少女が少年の元を去るべき時が。



『じゃ、さよなら』



一言、小さく呟いて、
少女は姿を消していった。

独りエヴァに還るために。




その瞬間、神の時間が終わった。
少年は、その場に崩れ落ちた。
母は、地上に降り立った。

(何故?)
(まだここにいられるの?)
(そう、あなただったの)
(あなたはそれで寂しくないの?)

心の交流は一瞬だった。
だが、それで十分だった。
少女の心は彼女に通じた。

(心を持たないエヴァには、代わりに人を乗せていた)
(でもアナタはいなくてもいいの)
(エヴァに残る必要はないの)
(私に人の心があるから)
(彼が、碇君が私にくれた)
(レイが、2人目の私が残してくれた)
(だから、いいの)

(寂しい?)
(そう、そうかもしれない)
(でも、大丈夫)
(心の中に、彼がいるから)
(いつでも彼に会えるから)
(大丈夫)

(私は独りで生きていける)
(ずっと昔もそうだった)
(だから世界を、アダムを生んだ)
(寂しかったから)
(今は違う)
(独りだけれど、独りじゃないから)
(ずっと独りで生きていける)
(彼の、彼の子供を見守りながら)
(人の未来を、人の希望を感じ続けて)

(そしてどこかで世界を作ろう)
(明るい夢に満ちた世界を)
(いつかまた、彼にも会える)
(大丈夫)
(私には永遠の時があるから)

(さようなら、ユイさん)
(碇君のお母さん)


(ごめんなさいね、レイさん)
(そしてありがとう、レイさん)
(さよならは、言わないわ)
(また会える事を信じたいから)
(そういう時は、『またね』と言うの)
(レイさん。またね)





『またね、ユイさん』
『またね、碇君』



(外伝3、了)




【 外伝4予告 】

青葉シゲル、日向マコト、そして伊吹マヤ。

オペレーターとしての仕事に明け暮れる毎日。
そんな彼らの出会いの物語。


外伝4 「三人目の適格者」


「パルス逆流します」
「パターン青。使徒です」
「目標、完全に沈黙しました」




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