いけないよゲンドウくん


第四症 「ただいま入浴中」
                                         (感謝なさい。背中ながさせてあげるから)



3人での夕食
綾波はいつものように口数が少ない。アスカはいつになく無口だ。それに対して僕はといえば一人で喋っている。

「アスカ、このハンバーグのソースどうかな?
いつもと変えてみたんだけど。」
時々、手が止まって僕の顔をじっと見ているアスカに気付くと黙っていられなくなる。

アスカはそっと
「おいしい」
と呟き、一口食べるとまた僕を見ている。

「綾波、サラダもっといる?
今度、綾波にも食べれる料理をもっと考えるから。ごめんよ。」

「いい。」

綾波もいつもと違う。いつもなら何を考えてるかわかるのに…いや、わかるような気がするのに…
潤んだ赤い瞳が僕をとらえて縛りつけようとする。
『私のこと好き?』
そんな言葉が頭の中に響く。もちろん幻聴だと思うけど。
気がつくとじっと見つめあっていたりする。

アスカの視線が強くなる。
空気の震えが危険を伝えてくると、僕はまた、リセットされた機械のように動き出す。

「アスカ、このハンバーグのソースどうかな?
いつもと変えてみたんだけど。」









いつもの倍ほどの時間をかけてようやく夕食が終わった。

僕は、食器を洗っている。
背中に二人の視線を感じてどうにも居心地が悪い。
困ったと思いながらも、今夜のことを期待している自分も確かにいるのだから…
そうだ…

「アスカ、綾波、」

「「何?」」

「お風呂沸いてるからどうぞ」

「何いってんのよ。アンタはアタシとはいるのよ。」

手にもっていたお皿を落としてしまった。
あ〜あ、気に入っていたお皿なんだけど…
…それどころじゃない。一緒に入るだって?

「どうしてさ?」

「今夜、アンタのおちんちんは、アタシの中にはいるのよ。 きれいにしてなきゃ、 病気になっちゃうわ。
そういうわけで、涙をのんで一緒にはいってあげるのよ。」

「ちゃんと洗うに決まってるだろう。」
露骨な言葉に顔が熱くなる。

「鈍いわね。アタシが洗ってあげるっていってるのよ。
アタシの体はアンタに洗わしてあげるわ。ありがたく思いなさいね。」
下を向いて早口に喋るアスカが急に可愛く思えてくる。

いつのまにか顔を上げたアスカと見つめあっていた。
二人とも顔が真っ赤だ。

「私も碇君と一緒に入る。」

アスカと僕の間に綾波が入ってくる。少し、怒っているみたいで…なんだか可愛い。
すねているような、頬をふくらませた綾波なんて初めて見る。
今夜はとてもたくさんの『初めて』がありそうで、心が浮き立つ。
そういえば、こんな気持ちになったのも『初めて』だ。

「でも、三人も一緒にはいれるのかな?」

「大丈夫でしょ。アタシとシンジが抱き合ってれば、なんとかなるんじゃない?」

いつのまにか、アスカが僕の右手にしがみついてきてる。
胸の感触が気持ちいい。

「じゃあ、食器を洗っちゃうから。
その後、皆でお風呂にはいろ」

「「は〜い(ハイ)」」









脱衣所


トウジがお土産にくれた平常心とロゴのはいったTシャツを脱ぐ。
それから、短パンをおろして、パンツに手をかけた時に視線に気付いた。
アスカはをまだTシャツを着てる。ただ、それ以外で身につけているのは、パンティーだけなので、脱ごうと思えばあっという間だ。
綾波は…まだ制服のままだ。
ともあれ、二人とも僕が脱ぐのをじっと見てる。

「あ、あの、そんなに見られると…」

「あ〜らシンジ様、未来の奥方相手に恥ずかしがることはありませんわ。
とっとと脱いで。それとも脱がしてあげましょうか?」
両手をわきわきさせながらアスカが近づいてくる。
ニヘラと笑うニヤケ顔も可愛い…なんて言ってる場合じゃないな。

「い、いいよ。
アスカこそ脱いだら。」

「アタシはシンジに脱がしてもらうわ。」

「私も」

「アンタねえ、さっきから人の真似ばかりして。
いいかげんにしなさいよね。一人で脱ぎなさい。
それとも服の脱ぎ方を忘れちゃった?」

「いいえ、知らないの。
たぶん私は2人目だから。」

「なにわけのわかんないことを…
いいわ、アタシが脱がしてやる。
シンジはパンツ脱いで待ってなさいよ。」

「うん」
ふ〜、これからどうなるんだろう。
脱いだものを洗濯機にほうりこむ。
タオルで股間を隠して、浴室のドアに手をかけた。

「ちょっと、シンジ。アンタはアタシを脱がすの。
待ってろっていったでしょ。」

「わかってるよ、アスカ…ってなんてカッコ…」

暴れる綾波を抑えて脱がしているアスカ。
パンティーはずり下がって、お尻が半分見えてる。
Tシャツはめくれあがって、形のいい胸がプルンプルン揺れている。
綾波はパンティー一枚になっている。それも片足は既に引き抜かれているため、股間を隠す役割は果たしていない。
髪の色と同じ陰毛が白い肌に映えて、目にやきついた。

「アスカのも栗毛色なのかな?」

「何か言った?」

あわてて首をふる。ただし、視線は綾波の股間に集中している。

「ふ〜、やっと終わったわ。
さあシンジ、アタシの番よ。」

「もう必要がないんじゃない?」
Tシャツはめくれあがっていて、胸が丸見えだ。
あがった息にあわせて揺れている。桜色の乳首と上気したアスカの肌を見てると僕の息もどんどんあがってきた。
そして…勃起しちゃった。
視線を下に下げるとアスカのパンティーは膝の下まで落ちている。
アスカの股間まで視線を戻すと、さっき想像した通りの栗毛色の陰毛が目にはいってくる。

「綺麗だあ」

本当に自然に出てきた言葉だけに、アスカは嬉しそうに微笑んだ。

「当然よね。さっさとはいるわよ。」
着ているものを全部脱ぎ散らかして、上機嫌のアスカが浴室へはいっていく。
アスカの下着を洗濯機にほうりこみ僕は綾波に声をかけた。

「綾波、いこう。」
どうやら、ずっと僕の勃起したモノを見ていたようだ。
頬が赤く染まっている。
僕は綾波の手をとって浴室にはいっていった。









とあるバー(葛城家から徒歩20分)


「うっ、うっ、ひっく、グビッ
グスン、グスン、ウイック、ぐびっ」

「ミサト、泣くのか飲むのかどっちかにしたら。」
さっきまで水割りだったのが、今はバーボンのらっぱ飲みになっている。
とはいえ丈夫な肝臓だ。リツコもミサトの体を心配しているわけではない。

「だっ、だっていまごろシンちゃんはアスカやレイと…
童貞のシンちゃんを返してよ〜」

バゴッ

「不潔です。」

傍らのマヤに思いっきりバックでこずかれるミサト。

「はあ、お店に他のお客がいないからいいけど…
静かになさいね。」

「そういえば私達が来た頃にはたくさんいたのに、今は誰もいませんね。
お店の人までいませんよ。」

「そうね。」
ミサトがこんなじゃ私だって帰りたいわよ。
リツコが胸のうちで呟く。

「うっ、うっ、うっ、ひっく、グビッ」
ミサトが復活したらしい

「グスン、グスン、ぐび、 ぐび、ぐびっ
 ぶはああああ!


「お替わりいる?」

「いいえ。泣いていても童貞のシンちゃんは帰ってこないわ。
 こうなったら…」

ガタン
ミサトの座っていた椅子が倒れる。
急に立ち上がったおかげで立ち眩みをおこしているミサトにかわって、リツコが後を続ける。

「…いくのなら早い方がいいわね。
 シンジ君が涸れてしまわないうちに」

「あの…先輩?」

「いくわよ、マヤ。順番は到着してから、くじ引きよ。」

「私が一番に決まってるでしょ、保護者なんだから。」

「全然理屈になってないわよ、ミサト」

「ふっ、小娘共にはないテクを味合わせてあげるわ、シンちゃん。」

「あの、まさか…もしかして…」

「そう。」
「乱入して…」
「「乱交よーーー」」

「不潔ですーーー
(下着おにゅーにしといてよかった)









葛城家浴室


湯船にはアスカがつかっている。洗い場には僕とレイ。
アスカの視線が痛い。はじめは股間に集中してた視線が徐々にズレていく。
とまった視線をたどると…

「あの、レイ。手、離していいかな。」

ブルン
首を振るなんてものじゃない。
全身揺れて、胸も揺れてる。

「あ、あの…」

あいてる右手がレイの胸に…

「コホン」

全身が震えて止まる。
そうか…アスカが一番だから…
今度は湯船のアスカに向かって手を…

「シ〜ン〜ジ〜、どーゆーことかしら。
 手をつないで入ってきただけでなく、『レイ』ですって。
いつもは『綾波』なのに。
アタシお邪魔だったかしら?」

「邪魔」

手が止まって…
しかも、口が動かない。
そういえば、何でだろ?
手をつないだら、なんだかとても近く思えたから…かな?

「アンタに聞いてないわよ。
 い〜い。アタシが一番。アンタは二番。
 本だって初版のが高く売れるのよ。シンジの童貞はアタシのもんなの。」

なんでこだわるんだろ?
最初の人より最期の人のが大事だと思うけど…
…別にアスカと僕は恋人じゃないから関係ないか…
それにアスカは別の男ともするんだよね。
レイだって…

「なに暗い顔してるのよ。」

「なんでもないよ」

「なんでもないって顔じゃないわよ
 言いなさいよ」

「…最期のがいい。」

「へ?」

「碇君?」

「シンジでいいよ、レイ。」

「イカ…
…シンジ君」

「レイ…」
…続けて言わないでね。わかってるだろうけど…

つないだ手を引き寄せて抱きしめる。
「くふっ」
華奢な体から声が漏れるのがわかる。
苦しいのかもしれない。レイの形のいい胸が僕の胸に押しつけられてる。
レイのお腹のあたりには、僕の勃起したモノが擦りつけられてる。
もっと力を込めて抱きしめた。二人の間に何も感じないくらいに、ただ温もりだけがあるように…

ええと…
…いけない見惚れてた。
このままじゃ、ホントにアタシ、邪魔物じゃない。

ザッ
シャーーーー

湯船からあがると抱き合う二人にシャワーを向けた。

「「ヒャッ!」」

「風邪ひいちゃうから温まったら?」

「アスカ!
水じゃないか。」

「頭冷えたでしょ?
アタシが一番って言ってるじゃない。
ほら、レイは湯船にはいんなさい。」

「アスカ」

「何よ?」

アスカもレイって呼ぶんだ。
ちょっと意地っ張りだけど…可愛い…
シャワーを取り上げて、アスカの手を握る。

「な、何やってんのよ?」

それには答えずにアスカを引っ張り寄せて、軽く抱きしめた。
ちょっとレイより大きいのかな?
さっきより余裕がでてきたせいか、アスカの胸に手を伸ばしてそっと揉む。

「あん。ばか。こんなとこでいやだよ。」

「そう?いやなんだ。」

揉んでいた手をおろしてアスカの体を解放する。

「いやだ」

「だからいやなんだろ?」

「いじわる」

「言ってくれなきゃわからないよ。」

「離しちゃいやだよ、シンジ」

「アスカ」

アスカを引き寄せて強く抱きしめた。
普段の僕からは考えもつかないほど、アスカが壊れるほど強く…
そしてキス…

ガチッ

「「つーーー」」

涙を浮かべてアスカの様子をうかがうと…
やっぱり口を押えて涙目になってる。

「へたくそ」

「アスカだって…」

「しょうがないじゃない。
 アンタ以外としたことないし。」

「アスカ」

今度は慎重に唇を合わせてゆっくりと舌を絡ませる。
びっくりしてひっこむアスカの舌をおって、アスカの口中を嘗め回す。
アスカの舌を捕まえると同時に手をあげてアスカの胸をまさぐり、時々乳首をつまむように愛撫をした。

「あん」

顔をそらしたアスカの口から声が漏れる。

「今度は『いや』って言わないの?」

「馬鹿、いじわる」

シャーーーー

「「アチッ」」

今度は熱湯?

「何すんのよ、レイ。」

「ア…アスカ、ずるい。」

「アンタ…わかったわよ。
二人してシンジに体洗ってもらいましょ。」









葛城家玄関


「画像良好。
最近の盗撮カメラは性能いいわね。ノイズもほとんどないし。」

「NERV製だから当然ね。」

「確か、お宅には盗撮カメラ設置してないんじゃなかったんですか?」

「これはNERVの作戦部長であの子達の保護者である私ではなく、ショコタン同盟の
盟主である私がやったことなの。」

「留守中が一番危険だしね。」

「不潔です。
ところでまだ乱交しないんですか。」

「…でるタイミングをはかってるのよ。
いま入ったらアスカとレイに袋叩きにあうわよ。」

「…そうですか。
 でもシンジ君、だいぶ慣れてるような気がしますね。」

「アノ人の息子ですものね。」

「リツコってば、その息子の『息子さん』を早く味わいたいんでしょ?」

「そんなこと…ないわよ。」

「じゃあ先輩が一番最後ですね。
若い順なら私が一番かあ…」

「「マヤ」」

やる気まんまんね。
到着も一番早かったし…









葛城家浴室


「二人一緒ってどうするの?
 スポンジ一個しかないのに」

「だからこうすんの。」

ボディーソープを手にとると、ゆっくりとシンジの胸から腹にのばしていく

「ほら、レイ。アンタは背中」

ちょっとふくれたレイもボディーソープを手にとり、シンジの背中に手をはわせる。

「さて、レイこっちきて」

レイの胸から股間にも手をはわせて、ボディーソープをつけた。

「あ、あのアスカ?」

「なに?アンタもしたいの?
じゃあアタシにお願い。」

「だめ」

レイがわきからボディーソープを取り上げ、自分にやられたようにアスカの体に手をはわせる。

「あん。くっ。」

「終わり」

「ん。
では、アタシとレイの天然タワシでシンジの体を洗ったげるわね。
こすりあわせればアタシ達の体も綺麗になるから一石二鳥でしょう?
あ、三鳥か。」

「『タワシ』って…
 そりゃあ、アスカのは濃いけど、レイのは薄いからタワシって感じじゃ…」

「なんか言った?」

「いいえ」

「イカ…
…シンジ君」

「うん?」
何度も言うけど続けて言わないでね。

「私、タワシじゃないの?
私、だめなの?」

「そんなことないよ。
レイのも立派に生えてるし…綺麗だよ。」

「うん。
頑張るから。
寝て」

洗い場に仰向けに寝るシンジ。その上に裸体を重ねてゆっくり体を動かすレイ。

ドカッ

「着るものの脱ぎ方も知らなかったやつが、なに、ナチュラルに泡おどりしてんのよ。」

「いたい」

「アンタは上半身担当、アタシは下半身担当ね」

「ずるい」

「じゃあアンタ右でアタシが左ね。
ちょっとシンジ、寝なさい。」

シンジの胸に舌をはわせるアスカ。
乳首を口に含んで軽く歯をあてる。

「あん。」

「女の子みたいな声あげちゃって。
可愛いわよ、シンジ。
もっとしてあげる。」

レイがアスカの真似をしてシンジの左胸に舌をはわせる。
アスカが足をシンジの右足にからめ、腰をさかんに振っている。
股間を擦りつけてアラッテいるらしい。
レイも同じようにシンジの左足をアライはじめた。

はあ、はあ、はあ

誰の声だろう?僕の声のようでもあるし、アスカとレイのようでもあるし…
わからない…でも…気持ちよくて溶けちゃいそうだ。

くちゅ、くちゅ

「ずるい」

「わかったわよ」

くちゅ、くちゅ

レイがシンジの先端を咥え、アスカが竿に舌をはわせている。
最初はかなりぎこちなかったのに…

「でちゃうよ。
 うっ」

どくん、どくん

「レイ、アタシにもわけなさい。」

どくん、どくん

収まる口が変わっても射精が全然とまらない。
口に入りきらないザーメンがアスカの唇から垂れ出す。

「あん」

アスカの口からはずれたペニスがはね、アスカとレイの顔を白く化粧する。
男と女の匂いが狭い浴室を満たす。




「シンジ、シンジ」

アスカの声?

「僕、どうしたんだろ?」

「失神してたのよ。
びっくりしたわよ。
ふふ、ホントに女の子みたい。」

「ごめん」

「いじわるなシンジも新鮮だったけど…
やっぱこっちのがシンジらしくていいわ。」

「どーゆー意味?」

「「だーいすきって意味ハート」」

アスカとレイの唇が同時に僕と重なる。
三人でキスしてるみたいだ。
それに…
『大好きって』…

いいのかな…
好きになっても…









葛城家玄関


「先輩、乱交まだですか?」

「「完全に出るタイミングを外してるみたいな気が…」」









某所


「ぶざまだな。
 しかし、ほっておいていいのかね。」

モニターには葛城家の玄関と浴室が映し出されている。
ショコタン同盟名誉会員であるゲンドウには、当然、盗撮カメラとのアクセス権が認められている。

「問題ない。シナリオ通りだ。」

しかし、碇。
5人を相手にするのだぞ…ヘタをすれば一週間も…




第5症 漢なら特訓です (問題は、穴は5セットあるのに埋める棒が一本ということよ。どこからか調達する?アンタ達、題名で会話するのやめなさいよ。それに誰が漢よ。アタシ達は女よ。)」



(続く


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