誰の目にも触れることのない漆黒の闇。そこは人類の未来を陰から操る者達の居所。その闇の中に浮かび上がるモノリス達。臆病な支配者達が取った借りの姿。
「最近、碇の独走が過ぎるのではないかね」
「左様。だがサードチルドレンの崩壊は我々のシナリオに取って都合の良いこと」
「抹消。再登録…碇にしては無様な姿だな」
「しかし再登録なったサードチルドレンの示した力は看過できぬ」
「我らの妨げとなるやもしれぬ」
「碇め、我々の意図に気づいてサードチルドレンを温存に来たか」
「あやつは大人しく使徒の殲滅を考えておればいいものを」
「碇の専横、最早看過できぬのでは」
「これも碇の首に鈴を付けておかないからだ」
「いや、鈴は着いていた。ただ鳴らなかっただけだ」
「鳴らない鈴などに用はない」
「ならば鈴には最後の役目を果たして貰おう」
その言葉を合図に次々と消えていくモノリス達。ゲンドウを取り巻く環境は、人の手によって動き出すこととなった…
***
「ゼーレの指令か」
加持は、巧妙に偽装されたダイレクトメールを手に取るとその内容に目を通した。そしてある指示にたどり着いた瞬間、加持は静かに目を閉じ、天を仰いだ。
「最早ゼーレを誤魔化しきれなくなったと言うことか」
加持としてはもう少しゼーレを騙し続けていたかった。しかし、ここに来て急激に動きだした情勢がそれを許してくれなかった。
自分の中の真実。それが得られるのなら、自分の命などさほどのこととは思っていなかった。唯一の心残りのミサトの存在も、彼にとっては足かせとはならなかった。加持に取って守るべきものは存在しなかった。そうついこの前までは。
「シンジ君」
加持は自分の心で大きく育った少年の姿を思い浮かべた。少年は自分に後を託すことで、命を削る使命にも立ち向かっている。それを自分は裏切ろうとしている。
「地獄で詫びても許してくれないだろうな」
加持はそう自嘲すると『惣流アスカ・ラングレー』と書かれたドアの開閉スイッチに手を掛けた。
***
「加持さぁん。待ってたのよ。来るのが遅いんだから」
病室に入った加持の耳に、アスカの元気な声が飛び込んでくる。加持はそのアスカの姿を見て、使徒から受けた体のダメージは回復したことを感じていた。しかし…
「はは、アスカ。元気そうだな。
けどな、俺にだって仕事はあるんだ。
こう見えてもちゃんと仕事をしているんだからな」
加持のその言葉が不満なのかアスカは頬を膨らませて抗議をする。明るい。アスカの表情は明るく、使徒に負けたショックは微塵も感じられなかった。しかしそのことが加持には逆に気に掛かった。加持の知っているアスカという少女はそんなに器用なはずはないのだから。
加持はアスカが色々と話しかけてくることに、相づちを打ちながらアスカの様子を観察した。そしてアスカの話が途切れたとき、自分の心の中に棘のように引っかかっていたことを口に出した。
「アスカ。話したいことがあるんだろう」
その瞬間アスカの顔から表情が消えた。
「俺がどれだけアスカの助けになれるのかは分からない。
だが聞いてやることは出来る。
もし話したいことがあるのなら、今話してくれないか」
アスカの視線が宙を彷徨った。話すべきかどうか迷っている。加持にはそう見て取れた。
「無理を言って悪かった。気にしないでくれ」
急かせてはいけない。ゆっくりと心は解きほぐさなくてはいけない。ゆっくりと…
そう考えたところで、加持は自分の考えに笑ってしまった。自分には最早時間などないのだと。
『やはり自分も馬鹿なことをしている』加持はそう自嘲気味の笑いを口元に浮かべた。
「アタシはもう用済みなのかな…」
その時、普段のアスカからは想像できないような小さな声が発せられた。注意していなければ聞き逃してしまうような小さな声で。
「何故そう思うんだい」
「だって、もうパイロットが居なくてもエヴァは動く。
それどころか私以上にエヴァをうまく動かせる。
鈴原の時だって、今度だって…」
加持は、消え入るような声で答えるアスカの体を抱きしめた。そしてやさしく言い聞かせるように言った。それが多くの欺瞞を含んでいる事も知りながら。
「もうダミーシステムが使用されることはないよ」
それが嘘であることは加持は知っている。確かに碇指令はダミーシステムを放棄している。しかし、ゼーレの老人達は別の方法でダミーシステムの運用を模索していることは分かっている。そしてそれは、子供を戦わせることに対する倫理的な問題を解決するためでないことも加持は良く承知していた。
「第壱拾四使徒戦ではダミープラグは役に立たなかった」
加持は静かに事実を告げた。その言葉にアスカが鋭く反応した。
「じゃあ誰が使徒を倒したって言うのよ」
この話をしたときから避けられないことは分かっていた。いつかは初号機パイロットの名前をアスカに告げなくてはならないことに。加持は天にも祈るような気持ちでアスカにその名前を告げた。
「アスカも薄々気がついているだろう。
初号機のパイロットはシンジ君だ」
「嘘っ…」
そのままアスカはすべての言葉を失った。
結局加持は、黙り込んでしまったアスカを残し、病室を後にする事となった。
「また後でな」
去り際に加持が残した約束。加持は心の中で約束を破る事をアスカに詫びていた。
アスカは加持の退室にも気づかないように、一人考え込んでいた。
***
「アタシはアンタたちを呼んだ覚えはないわよ」
壱拾四使徒戦で受けた迎撃施設の確認を行っているミサトの前に、二人の黒服が音もなくたった。
じろり
胡散臭いものを見る目でミサトはその二人の男を睨み付けた。一方睨み付けられた方は、そんな事にお構いなく静かに用件を告げた。
「我々にご同行願います」
「説明もなくって訳。断るわ」
一瞬にらみ合う三人。不要な争いを避ける意図だったのか、背の低い方の男が口を開いた。
「冬月副司令が街に出る途中誘拐されました」
「なっ、アンタたち一体何をやっていたの」
さすがにその報告は、ミサトを驚かせるのに十分なものであった。ネルフは使徒迎撃だけの奇麗な組織ではない。裏ではさまざまな政治工作を行っている。その組織が副司令の誘拐一つ、阻止できなかった。その事実がミサトを驚かせた。
「まんまと出し抜かれました。一瞬の出来事です」
決してこの男達が無能ではない事を、ミサトは良く知っている。そんな連中を出し抜く者といったら…ミサトの頭に一人の男の顔が浮んだ。
「まさか、それって」
「はい。加持リョウジの仕業です」
ミサトはその名前を聞いてやはりそうかと思った。そして黙って携帯している銃と身分証を、二人の男の前に差し出した。
「ご理解いただきありがとうございます」
背の低い方の男は、ミサトにそう礼を言うと。ミサトを独房へと連行した。
連行されていく途中、ミサトの胸に浮んだのは口惜しさ。自分を裏切った事ではなく、加持がシンジを裏切った事に対する怒り。
「アンタ、シンジ君との約束はどうするつもりなの…」
約束という言葉と加持への苛立ちがミサトの上に重くのしかかって来ていた。
***
夕日のような明かりが差し込むネルフ指令室。そこにはいつものように二人の男が居た。ただいつもと違っていたのは一方が少年であった事だった。
そしてこの部屋の主、碇ゲンドウは受話器を握り締め、大きな声で指示を飛ばしていた。
「葛城三佐はすぐに釈放しろ。そうだすぐにだ。
それからそろそろ冬月も開放される。そうだそれを保護すればいい。
加持リョウジに関しては…」
ゲンドウは手にした受話器を握り締め、一瞬シンジの顔を見た。
「加持リョウジに関しては監視を続けろ。
身柄の保護は今のところいい。
そうだ刺客の心配だけをしておけ」
ゲンドウはそこまで指示を出すと受話器を置き、ソファーに身を沈めた。
「ありがとう父さん」
「早まるな。まだ何も終わったわけではない。
加持リョウジの身の安全に関しては、まだ何も保証出来る状態ではない」
ゲンドウはいつものように、組んだ手で口元を隠した姿勢でシンジにそう告げた。
「どうすればいいの」
「加持君が大人しくしていてくれれば、こちらで保護する事が可能だ。
何が彼を動かしているのかは分からん。
ただそれがお前との約束よりも、彼にとって大切な事だろう。
このままでは彼を止める事は出来ん。
そうなればまたこの繰り返しだ」
シンジはこの父の言葉に『自分が何が出来るのか』をじっと考えた。頭に浮ぶのは加持を前にした時のミサトの表情。加持に甘えるアスカの姿。今加持を失うわけにはいかない。なにより自分自身、兄のように慕ってきた相手だ。もし加持が居なくなってしまったら。誰があの二人を…
「お前が説得するか」
父のその言葉にシンジは小さく頷いた。今自分にしか出来ない事…それならば迷う事はないと。
「そうだね。それがボクの加持さんへの責任だから」
ゲンドウはシンジの答えに黙って肯くと、デスクの引き出しから一丁の銃を取り出した。そして『必要になるだろう』そう言ってシンジに渡した。
「ありがとう父さん。必ず加持さんを説得して見せる」
シンジは父から受け取った銃をズボンのポケットへとねじ込んだ...
***
その頃冬月コウゾウは、目隠しに両手両足を拘束された状態で街郊外の一軒家に拘束されていた。
時間にして数時間、冬月は命までは取られる事はあるまいと考えていた。自分を誘拐したのは単なる警告であり、ここで自分の命を絶つ事は彼らにとってもメリットのない事だと分析していた。それにしても…
「この体勢は疲れるな」
まさかどこかのスパイ映画のような格好で捕らえられるとは、冬月も想像はしなかった。
「暇つぶしぐらい付合っても罰は当たらんだろう」
扉の外に向かって悪態を吐いてみても、何の反応も帰ってこない。冬月は長期戦を覚悟した。
「まったく碇やキール議長の相手をするよりはましとは言え、何とかならんもんか」
不平を言ったところでどうにもならない事は判っていたが、不平でも言わなければ間が持たないと、冬月は思い付いた不平を口にした。
「クーラーぐらいかけてくれてもいいだろう」
返事を期待しない言葉、しかし今回だけは冬月の不平に答えるものがあった。
「すぐにお出かけだから我慢してください。副司令」
その男は背後から近寄ると、隠されていた冬月の視界を自由にした。
「君か…。この行動は君の命取りになるぞ」
「判っています。仕方ないんですよ。乗りかかった船ですから」
そう言いながら、次に両腕の自由を確保した。
「後はご自分でどうぞ。外の見張りは排除して有ります。
元々ゼーレも、もう拘束しておく気もなかったようですから大丈夫でしょう」
加持はそう言うと、足の拘束は冬月に任せてその場を立ち去ろうとした。その背中を冬月の言葉が打った。
「シンジ君との約束はどうするつもりだ」
冬月のその言葉に一瞬立ち止まった加持だったが、すぐに何もなかったようにその場を立ち去った。後には立ち去った加持の背中を睨み付けていた冬月の姿だけが残された...
***
加持は自分の周りに潜む気配から、追いつめられていることを感じていた。ゼーレか、一瞬加持はそう考えたが、ゼーレにしては殺意が感じられないとその考えを打ち消した。日本政府という考えも捨てた。彼らはまだ冬月誘拐と言う事実を知らないはずだ。ならば残るのはネルフしかない。それにしてもおかしい。加持はそう考えた。ネルフにしたところで加持は裏切り者である。もはや生かしておくことに意義があるとは思えない。
「誘導されているようだな」
加持はネルフの追跡に、一つの意図を感じていた。そしてそれは目の前に廃工場の扉が現れた時、確信に変わった。
「はてさて、何がお出ましになることやら」
加持は誘われるままにその扉を開けて工場の中へと入っていった。そして扉を閉めた瞬間、視界をかすめた人影に反射的に銃を向けた。
「シンジ君」
銃口の先に現れた人物に、加持は驚きを隠せなかった。そして自分の構えている物に気がつき、それをポケットにねじ込んだ。
「どうしてシンジ君が、ここに…
いや馬鹿な質問だな。シンジ君が俺に話すこととしたら一つしかないか」
シンジは加持の前に進み出た。
「ええ、もうこんな真似を止めて欲しいというお願いです」
加持の目を、まっすぐに見つめてシンジはそう言った。
「出来ないといったら」
加持もまたシンジの目を見つめ返した。
「ボクのすべてで止めて見せます」
シンジはポケットの中から、ゲンドウから借りた銃を取り出し、それを加持に向けた。時が凍り付いたように動きを止めた二人。ただシンジがかざす冷たい銃口のみが加持の姿を捕らえていた。
「どうして抵抗しないんですか。
ボクは加持さんを殺そうとして居るんですよ」
沈黙に耐えられなくなったのか、加持の本心が知りたいのかシンジの方から沈黙を破った。
「シンジ君には俺を撃つ権利が有る。
それに俺は、シンジ君に撃たれるのならそれを甘んじて受け入れるつもりだ」
加持は相変わらずシンジの目を見つめ続けていた。しかしその視線は優しい物だった。
「酷いですね加持さん」
「ああ、俺はこんな男だよ」
シンジの言葉に加持は自嘲気味にそう答えた。
「でもやっぱりミサトさんやアスカには加持さんが必要なんです」
「ならシンジ君。俺を止めてみせるんだ…キミの力で」
加持はそういうとシンジの銃口に向けて歩き出した。そして震えるシンジの銃口を自分の右腿に押し当てた。
「撃つんだシンジ君。キミに撃たれれば、俺はもう諜報員としてやっていけなくなる。
それに何かの形が必要なんだ、俺にとっても」
「加持さん」
シンジの体の震えが大きくなる。
「撃つんだ。シンジ君の覚悟はそんな物だったのか。撃て」
加持の叱責にシンジの体が小さく震えた。そして加持の言葉がシンジの心に届いたとき銃声が工場の中に響いた。
「それで良いんだよ。シンジ君」
支えを失って崩れ落ちようとしていた加持の体を、銃声を合図に入ってきた保安部員が両脇から支えた。そして保安部員は、同時に入ってきた赤木リツコに目礼をすると加持を連れて出ていこうとした。
「ちょっと待って」
リツコはそう言って保安部員を引き留めると、加持の頬に平手を飛ばした。
「これがアタシの分。ミサトには後からしっかりとして貰いなさい」
加持はリツコの言葉にニヤリと笑みを浮かべた。
「ありがとうりっちゃん。シンジ君を頼む」
そう言うと加持は、何事もなかったかのように『さあ行こうか』と両脇を固めた男達を促し、シンジとリツコを残して廃工場を後にした。
シンジは加持を撃った姿勢のまま、微動だにしていなかった。リツコは、出ていく加持の姿を横目にシンジの元へと駆け寄った。
『震えている、泣いているの』
シンジの肩が小さく震えているのがリツコには分かった。
「シンジ君。あなたは良くやったわ」
リツコはそう言うと、固まってしまったシンジの指を一つ一つほどいていき、その手から銃を取り上げた。
そしてその豊かな胸にシンジを抱き留めた。
壊れ物を扱うように、そっと優しく。
自分の胸をシンジの涙が濡らしていくのが分かる。リツコはそっとシンジの頭を撫でた。泣きたいときには泣けばいいと。自分に縋り付くことで、シンジの心の痛みが少しでも取れるのなら、自分はいつでも側に居ると。リツコはその思いを込めてシンジの頭を撫で続けた。
***
副指令保護の知らせと、加持リョウジ保護の知らせをミサトは自分の居室で聞いた。ミサト自身、加持の生存は諦めていただけに、『保護』の知らせは彼女を驚かせた。
『何かが動いた』ミサトはそれを確かめるために、加持の収容された病院へと急いだ。
ミサトが息を切らせて駆け込んだ先で見た光景は、ベッドで寝ている加持に甘えるアスカの姿だった。ミサトはアスカがここに居ることに小さく舌打ちをした。今その話をするわけには行かないと。
「か〜じ、アンタ一体何をやっていたのよ」
それはミサトに取って精一杯の忍耐。アスカの姿がなければ殴り飛ばしていたところだ。
「何よ、ミサト。
加持さんは名誉の負傷なのよ。そんな言い方しなくても良いじゃない」
ミサトはアスカの言葉にことの顛末を悟った。加持の行動を誰かが冬月救出のためとすり替えたのだ。そんなことが出来る人間は一人しか居ない。そしてその人物を動かせるのも一人だけ。『シンジ君』ミサトはその名を小さく呟いた。
「ホントにけが人の所に来るというのに、ミサトったらがさつなんだから。
加持さん、考え直すのなら今のうちよ。
後2年でアタシだって加持さんと結婚できるんだから」
アスカのその言葉に、加持は『ふむ』と考え込む振りをした。そして「それも良い選択かもしれんな」とアスカの頭を撫でた。
「またそうやって子供扱いする」アスカはちょっと頬を膨らませて加持に抗議をした。
「すまん、すまん。2年後か〜。
まずそのためにはみんなが生き残る必要があるな」
再び加持はアスカの頭を撫でた。
「だ〜か〜ら、頭を撫でないでよ。
使徒だったらアタシに任せておきなさい。
次はぜったにアタシがギタギタにやっつけてやるんだから。
絶対シンジに負けないんだから」
アスカの口から出たシンジの名前に、ミサトは一瞬表情を曇らせた。しかしすぐその表情をぬぐい去った。
加持はそのミサトの表情を読みとると、アスカに向かって笑みを浮かべながら「頼りにしてるぞ」と言った。
「任せておいて、加持さん」
「はいはい、そこまでそこまで。
加持の所には、明日また来れば良いから。
今日の所は帰るから、何か食べたいものはある?
何でもおごるわよ」
アスカは話に割り込んできたミサトに『邪魔するんじゃない』という顔をした。しかしすぐに何かに気が付いたように慌ててミサトに問いただした。
「外食は良いけど、シンジはどうするのよ。
あいつのことだから何か用意して待って居るんじゃない」
ミサトとしてはシンジの話題は避けられないことは判っていた。しかし出来れば先送りにしたい話題だった。しかしこの場及んでは最早避けられないことであることを悟った。
ミサトはアスカの瞳をじっと見つめていった。「シンジ君はもう居ないの」
ミサトの言葉を、理解できていないアスカに向かってミサトはもう一度告げた。
「シンジ君は碇指令と暮らすことになったの」
「嘘っ…」
アスカは信じられないその事実に言葉を失った。
続く
トータスさんのメールアドレスはここ
NAG02410@nifty.ne.jp
中昭のコメント(感想として・・・)
かげろう 第四話。トータスさんから頂きました。
>自分の中の真実。それが得られるのなら、自分の命などさほどのこととは思っていなかった。
全てを擲ってまで知りたい事。
それがなんなのか・・・・・・・・・
TV本編の加持は殺されてしまいますよね。ミサトが後を継いで調べている以上、加持本人は結局
真実を知る事はなかったのだろうけど。その割には飄々としてました。
未練はなかったのかな。
真実に届かなかった自分を哀れみも悔やみもしてなかったのだろうか。
この話ではシンジの説得というか覚悟というか気持を受け取って、ふっきってしまった。
本当にふっきれたのかな。またなんかあるのかなぁーとか却って不安になったりしたワタシ。
>「シンジ君は碇指令と暮らすことになったの」
>「嘘っ…」
この切り出し方からすると、シンジの健康状態については話す気はないとみた!!(希望的観測?)
次回が楽しみですね。
アスカの反応や。ゲンドウとシンジの生活とか色々山場がありそうです。
みなさんも、是非トータスさんに感想を書いて下さい。
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